センラ ページ49
sideA
いつもは私より早く起きる彼が起きてこない。
こんなチャンス、二度とないかもしれない。
そう思い、寝起きドッキリを仕掛けることにした。
方法はかんたん。
ちゅーする!
センラくんにどれだけちゅーしたら起きるか、というドッキリ。
.
寝室のドアをそっと開き、中を確認した。
どうやら起きてないみたい。
私はベッドで寝ているセンラくんに近づき、ちゅ、っと軽く口付けた。
「センラくん」
呼んでも起きない。
私の中でなにかに火がつき、また、口付けていた。
ちゅっ
ちゅっ
「せんくん起きてや。さみしい。」
普段は口にしないこともいってみた。
もっといじわるしたい、と首筋に指を這わせたとき、その腕が引っ張られた。
その勢いのまま、私はセンラくんの上に股がっていた。
こここここここれじゃまるで私が襲ったみたいじゃない!!!
起き上がろうとしても、センラくんの腕が腰に回っているため、離れられない。
「寝込みを襲ってくるなんて、悪い子やね。」
そう言いながらうっすらと目を開いた。
朝から刺激が強い。
「ぉ…おきてたの」
「Aが珍しく自分からちゅっちゅっしてくるから。」
「んぁぁぁぁあ言わなくていい!!」
「なにもう赤くなってんの?
さっきまでの積極的なAちゃんは
どこにいったのかな〜?」
し、しにたい…はずかしすぎる…
「俺が起きてないだけでたみしかったんや?かわええなぁ。」
恥ずかしくて顔を下に向けても
そこにはニヤニヤしてるセンラくんがいる。
「このまま襲う?」
「おそわないもん!!はなして!!」
「せやったら…」
体がぐいんっと回った。
「俺が襲うだけやけど…。」
「なっ!ばか!まだ朝!」
「朝から誘ってきたんはそっちやろ。
そんなに我慢できるほどできた大人やないんでね。」
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乃々夏(プロフ) - みぃたんさん» こんにちは(..)めちゃめちゃうれしいです〜!!ありがとうございます;; (2023年1月6日 22時) (レス) id: e426f8e368 (このIDを非表示/違反報告)
みぃたん(プロフ) - こんにちは!とてもキュンとくる作品でした 私はこたぬき なのでうらたさんのお話とても良かったです! (2022年12月2日 21時) (レス) id: ed65b67048 (このIDを非表示/違反報告)
乃々夏(プロフ) - 咲海。さん» こちらこそ返信遅くなってすみません…!!(土下座)ありがとうございます!うれしいです〜 (2022年3月30日 22時) (レス) id: e426f8e368 (このIDを非表示/違反報告)
咲海。 - 素敵な作品ありがとうございました!! (2022年1月30日 14時) (レス) @page50 id: faf8c72bc7 (このIDを非表示/違反報告)
咲海。 - くっそ遅くなりましたけど、完結おめでとうございます!!諸事情でコメントできない日が続いてしまって、、 (2022年1月30日 14時) (レス) id: faf8c72bc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:乃々夏 | 作成日時:2021年1月23日 8時