うしさせおーるすたぁー【短編集】

りす ページ33

side A

「はっ、ちょ、かっこいいってそれは…」

「んなぁぁぁあ！泣かせにきてるよぉ…」

「えっrrrrrrrrお！は？イケメンなんだけど」




緑のペンライトを両手に、悶えております。






私の前…私たちの前には、かっこいいうらたさんがいます！




「うらたさん頑張ってる…！」




志麻くんの彼女であり、こたぬきやってます







もちろんライブの席は最前…そして、志麻くんの脚の上。



胡座かいてる志麻くんの上に乗せられました




お腹はがっちりホールドされてる。




「こら、そんなにはしゃがないの。
　俺見えんくなるやろ。」



耳元で聞こえて体が反応したとか言えない



「志麻くんが私の席ここにしたんやろ？」



「それでも。」




「はぁぁぁぁぁぁぁあ！かっこいい！！！！
　なんで推しってこんなに素敵なんだろう。
　直接会いたいよぉ…うらたさぁん…」

「うっわ、これはもう確定ファンサもらった
　めちゃくちゃファンサくれるじゃん
　大好きなんですけど？？え？？
　あー、最前って幸せ…」







「あのさぁ…」




志麻くんが呟いた




「ん？なに？」






ﾁｭ…




!?




「んっ…ちょ、し、まくんっ…」





「彼氏目の前におるんやけど。
　未だに志麻ワンの感想聞いてないし。」




いやっ、それは…ﾜｽﾚﾃﾏｼﾀ



「いま…ライブ中っ…志麻く…」




「俺らがイチャついてるとこ、うらたさんに見せつけるんやけど？」





頭おかしいんじゃないの…!?




ここで私は気づいた。



だんだん押し倒されてるということに



「し、まくんっ…ダメ…んっ…ぁ…」




ﾄﾞｻｯ




「悪い子にはお仕置きが必要…って、言うやん？ﾆﾔ」








「げつ…らじの、準備…して、きなよっ…」



「あとでええやろ。
　しっかり体に教え込ませたる。」









うらたさん、お誕生日おめでとうございます



(作者、たぬワン見てません)

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