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気付けば、何事もなかったかのように
女のLINE消してた。
「なんで?」
と、問い詰められても
「可愛いやつがいる」
その一点張りで答えた。
それがたまたま彼女に聞こえてたときは
「か、可愛い…やつ…」
落ち込ませてしまった。らしい。
それでもいつも俺に接してくれた。
バレンタインでは
「せんぱいっ…!こ、これ…
本命…に、決まってますからね…?」
とか、可愛すぎることしちゃってさ。
家に帰って悶絶してたっての。
それでも俺たちは付き合ってはない。
なんでだろう。
傷付けたくない、って思ったのかな。
それから学年が上がって、俺は卒業を迎えた
終わったあともちろん彼女は俺のとこへきた
「うぅっ…せんぱいが…いないとか…
1年もっ…耐えられないです…
毎日…会いたい…くらい、です…
せんぱい…大好き…!!」
ほんまに可愛いやつ。
そして俺は、彼女の頭をわしゃわしゃっ、とした後思いを伝えた
「Aが1年頑張ったら
Aのハジメテ、俺がもらってやる。
ただし、優しくする気はない。
…そ、それだけ。」
すると、さっきまで半泣きだったAの顔が一気に明るくなった。
「それって…!?
うわぁーん!
やった…やったぁ…!
あと1年…絶対頑張ります!!
せんぱいがびっくりするくらい
大人っぽくなってやります!」
「目移りしたら…お仕置きやからな?」
耳元で囁いた。
「するわけないです!絶対!」
__1年後
「おまたせ」
「せんぱい遅いです…。
まさか、女の人のとこ行ってたとかじゃないですよね…!?」
「俺にはAしか見えてないよ」
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乃々夏(プロフ) - みぃたんさん» こんにちは(..)めちゃめちゃうれしいです〜!!ありがとうございます;; (2023年1月6日 22時) (レス) id: e426f8e368 (このIDを非表示/違反報告)
みぃたん(プロフ) - こんにちは!とてもキュンとくる作品でした 私はこたぬき なのでうらたさんのお話とても良かったです! (2022年12月2日 21時) (レス) id: ed65b67048 (このIDを非表示/違反報告)
乃々夏(プロフ) - 咲海。さん» こちらこそ返信遅くなってすみません…!!(土下座)ありがとうございます!うれしいです〜 (2022年3月30日 22時) (レス) id: e426f8e368 (このIDを非表示/違反報告)
咲海。 - 素敵な作品ありがとうございました!! (2022年1月30日 14時) (レス) @page50 id: faf8c72bc7 (このIDを非表示/違反報告)
咲海。 - くっそ遅くなりましたけど、完結おめでとうございます!!諸事情でコメントできない日が続いてしまって、、 (2022年1月30日 14時) (レス) id: faf8c72bc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:乃々夏 | 作成日時:2021年1月23日 8時