第7話 : 黒く輝く刀 ページ9
昼飯を食い終わり、しばらく短刀達と遊んだあと、そろそろ出来ているだろうと鍛刀部屋に向かう。
もう日は傾き、すっかり夕方だ。
吟「さて、賭けは成功したか失敗したか…」
鶴「主…俺は妹にそれはそれは会いたくて仕方が無いのに何故そんなにゆるいんだ…！」
吟「いやぁ〜、だって考えてみろよ？1振り限定、なんて当たらない気しかしねぇだろ？物吉の幸運くらいにしか頼れねぇよ」
うぐ、と詰まる鶴丸はそれでも悔しそうである。悪かったな超運のいい主様じゃなくてよ。
吟「ま、政府の無茶に怒っておけ」
鶴「確かに政府のせいでもあるな……今度東雲が来た時にちょいと大掛かりな悪戯(嫌がらせ)をし」
吟「それはやめろ」
馬鹿なことを言い出した鶴丸に釘をさし、鍛刀部屋に着くと、中で可愛い声がざわめいているのが聞こえた。
鶴「なんだ？妖精達か？」
吟「なにに騒いでるんだ…？」
不思議に思い、何となく浮かぶ考えを打ち消しながら扉を開く。
中には妖精たちが集まって嬉しそうに喋っている。何言ってるのか分からねえけどな…。
吟「最後の鍛刀、どうだった？」
すると、妖精たちが一斉に俺の方を向き…ドヤ顔しながら喋り出した。クソかわ←
妖「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜！」
こんな反応されると誰だって可能性に思い当る。
鶴丸も横でソワソワしているのが丸わかりだ。
妖精たちが持ってきた刀を手に取り、俺たちは期待通りの輝きに顔を綻ばせた。
紅い夕日に照らされてなお、黒く深く輝く刀。
鶴「主。どうだ、俺の妹の輝きは。黒百合の名に恥じないだろう？」
吟「…ああ」
魅入りすぎて吸い込まれてしまいそうな深い黒。
漆黒と言っても全く過言じゃないレベルだ。
吟「鶴丸。今日の夜は歓迎会だと燭台切と歌仙に伝えてくれ」
鶴「了解した！！」
つか俺んとこの物吉と妖精さんたち神じゃね？？
天才かよ。
鶴「主！！ついでにデザートのリクエストしてきてもいいか！！？」
吟「…台無しだよ馬鹿野郎！！！」
鶴丸の一言で感動が減った←
もうちょっと喜べよお前1番うるさかっただろ(真顔)
続く (更新停止中)
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リン(プロフ) - 更新頑張ってください！！ (2022年4月2日 10時) (
レス) @page9 id: 4c69a0ba50 (このIDを非表示/違反報告)
花蝶(プロフ) - 香夜さん» コメント返すのが遅れてしまってすみません！！ありがとうございますー！受験生ですが精一杯頑張ります！ (2018年1月2日 9時) (レス) id: b96aa11387 (このIDを非表示/違反報告)
香夜 - 読ませていただきました！続きも楽しみに待ってますので、更新頑張ってくださいね♪ (2017年12月17日 12時) (レス) id: 0d32e39b59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月廼倭花蝶 | 作成日時：2017年3月24日 19時
