第漆話 ページ11
Aサイド
黒髪「皆さま、今宵は最終選別にお集まりくださってありがとうございます。この藤襲山には鬼殺の剣士様方が生け捕りにした鬼が閉じ込めてあり、外に出ることはできません。」
白髪「山の麓から中腹にかけて、鬼共の嫌う藤の花が一年中狂い咲いているからでございます。」
黒髪「しかし、ここから先には藤の花は咲いておりませんから鬼共がおります。この中で七日間生き抜く」
白髪「それが最終選別の合格条件でございます。では、行ってらっしゃいませ」
そう案内役の子達が言うと、参加者が一斉に動き始めた
僕？もうとっくに中に入ってるよ！
え？善逸？しらん置いてきた
ま、七日間のどっかで会うでしょ
そんなことを考えながら走っていると、前方から鬼の気配
鬼「稀血！！しかも女だ！」
しかし考え事に夢中だった僕は無意識にその鬼の頸を斬っていた
あ、また流れで斬っちゃったな
あ、僕は血鬼術も使えないような鬼は呼吸を使わなくても斬れるよ！
大分山奥に来たし、そろそろ鬼狩りますか
そういえば、僕は稀血なんだよね。だから何もしなくても鬼が寄ってくる
探しにいく手間が省けて便利だ！
しばらくすると前方左右から鬼の気配
………流石に三体は呼吸使わないと無理かな
鬼1「稀血いいいいいいいいい！！！！！」
鬼2「おい！お前この稀血の女は俺の獲物だ！」
鬼3「彼奴らが争ってる内に喰っちまおう！！」
……ふふ、僕に勝てると思ってる
愚かだなぁ
『ねぇ、鬼いさん。夜に有利なのは鬼だけじゃないんだよ？』
そう言い僕は技を放つ
『宵の呼吸 伍の型 宵宮陰祭』
鬼が頸もろとも切り刻まれる
この宵宮陰祭は全方向を不規則に斬る技だから鬼に囲まれたとき使う
まあ、油断大敵って感じ
女だから弱いなんて考え古いよ
あ、ちなみに宵の呼吸はざっと拾陸の型まであって、奥義、改良した型も合わせると弐拾位ある！
自分で編み出せるから、他の呼吸の型見るたびに新しい型作りたくなるんだよね………
多すぎてもアレだからそろそろ自重しないとな
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琥珀ーコハクー(プロフ) - きなさこさん» ありがとうございます！！まだ全然話書けてないですけど、そう言っていただけて嬉しいです…更新頑張ります！ (2019年9月26日 1時) (
レス) id: 48740399e6 (このIDを非表示/違反報告)
きなさこ(プロフ) - 更新お疲れ様です！設定が好きです！！ (2019年9月26日 1時) (レス) id: cfdcdd41a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀ーコハクー | 作成日時：2019年9月25日 2時
