・ ページ28
_ you side _
黒田「やっぱそうだよね？」
バレてた。まずい、大分まずい。
親友の友亜にも初めて言った時に驚かれたから、分かりにくいはずなのに。
もうこうなったら終わった話だし、開き直るしかない。
「ちなみにいつ気付いた？」
黒田「最初にあれ？って思ったのは中学の時」
まずい思ったより前だった。
もしも私が檜山くんのことが好きという情報が流布していて、最悪の場合本人まで届いていたらこの世の終わりだ。
「え、私ってそんなにわかりやすい？」
黒田「いや、そんな噂聞いたこと無いし、一緒に居るから気づいた的な？」
「なら良かった、、
まぁでも、もう関係ないんだけどね」
とりあえず一安心した。
でも遅いよ。
黒田「え、何どゆこと？」
「文化祭の日を区切りに諦めた」
黒田「は？お前タイミング悪すぎだろ。
ちなみに、もう1回好きになるっていうのは」
「多分無いかな、文化祭の時ステージから檜山くんの姿見て、檜山くんの隣が似合うのは私じゃないなって感じたの」
黒田「ふーん、まぁ俺はお世辞抜きで最近のAとヤーマンの絡み見てて、ほのかより良いなって思ってたけどね」
「それまじで言ってる？」
黒田「最初にお世辞抜きって言ったやん」
「うん言った。でも信じられなくて」
黒田がこんな時に冗談を言ってくるような人ではないことは分かってる。分かってるけど、素直に喜べない自分がいる。
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 346人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくらんぼ(プロフ) - 彩花さん» ありがとうございます😭🙏🏻ご期待に添えるよう頑張ります！ (11月15日 21時) (
レス) id: 299c75e04b (このIDを非表示/違反報告)
彩花(プロフ) - 更新ありがとうございます！こう言うお話大好物なので毎回更新されるたびワクワクしながら読んでます♪笑これからも楽しみにしてます！ (11月12日 17時) (レス) id: 7fda05ffd5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくらんぼ | 作成日時：2023年6月10日 23時
