【ワールドトリガー】双子の片割れ (ページ15)

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14話ページ15

一通りの手順が済んだ後、私たちは宇佐美さんからランク戦や自分に適した役割などを教えてもらっていた。

チカは狙撃手(スナイパー)で、遊真は攻撃手(アタッカー)ってとこだろう。
因みに私は万能手(オールラウンダー)を目指してもいいらしい。
でも、

『迅さん、この説明私にも必要ある？』

S級ってノーマルトリガー使わないから関係ないんじゃ？

迅「あるさ。まずおまえはS級の前にソロでA級上位にならないとな」

黒(ブラック)トリガーに頼るな、ということか。
迅さんもS級になる前はA級のソロのランク戦で1位2位を争っていたらしい。

私が納得すると、迅さんは話を切りかえて、これからのことについてつい先ほど入ってきた3人も含めて話し出した。

迅「さて、全員そろったところで本題だ。わけあってA級を目指してるわけだが、次の正式入隊日の３週間でこの四人を鍛えようと思う。具体的には3人にはこいつらにマンツーマンの指導をしてもらう」

小南がそれに反論するが、支部長の命令だと知ると真っ先に遊真を選んだ。

すると必然的にチカには木崎さん、オサムには烏丸そして、余った私は迅さんに指導してもらうことになった。

迅「んじゃ俺はこれから用事があるもんで。Aは自分で使うトリガー決めておけよ」

よろしくお願いします、と挨拶しようとしたけれどそう言った迅さんはさっさとどこかへ行ってしまった。

『.........』

宇「あ、そうだ！Aちゃんはどのトリガーにする？」

宇佐美はぼーっとしてた私にたくさんのトリガーを見せてくれた。
たしか攻撃手(アタッカー)のソロランク1位の人が使ってるのは.....、弧月だったよね。

『.....弧月で』