ある意味奇跡3

関わり ページ7

「魔法帝の側近として仕事をするのは本当か」

ややご機嫌斜めなノゼル様
黙って決めたのが気に入らないよう


「ええ、今日打診されましたの
で、夕方にお返事しました」

「私に承諾を得るのが先ではなかったのか？」

はいはい
たしかにそうですね


実は近年ずっとノゼル様に銀翼に入ることを言われていた
その度に断っていた(だってやだもん)



「そうせざるを得なかったんです」

「？？魔法帝に強要されたのか？？」





「いえ、違います
ノエル様が黒の暴牛で好きな方ができたようで」
「どんな理由だ」


だってだって！！
まだ家を出てたったの1ヶ月ちょっとよ！！

「まだ早いです」

「そういうことを聞いているのではない」

「このままだと手紙を待つかヤミ様を脅すしかできないので」
「……………お前は異邦人まで脅していたのか」

「魔法騎士団に関わってみました」

「意味ないと思うぞ」

「何でですか？」


「魔法帝の側近の仕事は国全体の問題の集約と各騎士団への割り振り、そして報告をまとめることが主だ
騎士団に対して口を挟むことはまずない」


なんと！！

「だから任務の割り振りはできても誰を当てるかは団長の裁量次第だ」


「じゃぁ……………ヤミ様を脅すしかないと？」
「そんなこと言っていない」


なんと！！私はあれこれ言っていいと思ってた！！
結局ヤミ様任せなのね


しょんぼり


でも一度承諾したものは覆せないわ


「仕方ないです





なんとかしてみせます」

「何とかしなくて良い」

思いっきり圧をかけられた

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