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織り交ぜてくる ページ16

嬉しい


あったかい



ふと思い出した



「ヤミ…………あげる
バレンタイン」

さっと渡す


頑張ったA!!
渡せた!!



ヤミは咄嗟に受け取った箱をじっと見る









「とりあえずこのチョコ食っても俺死なない?」

「どういう意味だ!!」

「だってお前料理できなそう」


できないけど

できないけど


何度も作ってその度に味見したアデールはお腹壊したけど


「それは大丈夫だ!!」


「いや、それはってどういう意味?
お前何したんだ?」

「いいから、食べろ!!」


ううーーー。。
もう少し女の子らしいことしてくればよかったのに

鍛錬に明け暮れた日しか送ってこなかったから〜



なんて思っていると


「ほい」

「??? うぐっ」


口の中にチョコを入れられた


えっ返された??


「逆チョコ」

「??ひゃくしょこ?(逆チョコ?)」

「そっ男があげるの」


あっ美味しい。。


手に箱ごと渡される




……………私のより綺麗で美味しいのはなんでた?
そう言えば見かけにそぐわず手先器用だったな



すごい複雑。。。



「俺の女子力高いよ。乙女座だし
ごっそさん」

「…………私だって乙女座だ」
女子力低いけど。。


私のはちゃんと全部食べてくれた


嬉しい

アデールを犠牲にした甲斐があった


「くくっ」

「??何?」

「チョコついてるし」


「ふえっ?」

うそっ
恥ずかしい!


「そっちじゃねえよ」

そう言ってタンクトップで口の横をふかれる

その拭き方どうなんだと思いつつも

ヤミの匂いにドキドキしたのに


「やめて、口の横にチョコとか。
可愛いの俺の専売特許だから」

「わけがわからない」



しょうもないこと言われたので冷静になる

どこまで本気なのかがわからない









「チョコのお礼何がいい?」

そう言われた

ヤミのチョコの方が美味しかったけど

別に無くていいけど


お礼か。。





「…………飲めないけどよく行くお店連れてって」

「粘るな。いいけど飲むなよ。
すぐつぶれっから」


そう言って抱き寄せて私の頭を撫でる

あったかい

仲直りできて心底ホッとする









もう不安にならないために
周りの女を蹴散らしに行こう

この男は関心なくても冷たくしないから
女に誤解を与えることがわかった

芽を出る前に潰そう

私がするしかないんだ


そうしよう


「私からのお礼は何がいい?」

「俺を殺さないチョコを来年もお願いします」

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設定タグ:ヤミ , シャーロット成り代わり , ブラッククローバー   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ねこ | 作成日時:2019年2月25日 22時

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