ある意味奇跡 (ページ11)

今日:11 hit、昨日:13 hit、合計:141,332 hit

契約ページ11

今日はノエル様が朝からミモザ様とお出かけ

予定なし！！！

せっかくだし刺繍とかお菓子作りとか最近できなかった事しようかしら

うん。

ノエル様のハンカチに刺繍と帰ってきたらお茶するためのショコラタルトでも作ろう

そうしよう～

「申し訳ありません」

ん？？

なんだ？？

「ノゼル様がお呼びです。お越しください」

えーーーえーーー

行きたくなーーーーい

でも仮にも雇われている身

行くしかねぇ

ちっ

「失礼します。お連れしました」

なんの用よ

「………ご用件は？」

「とりあえず座れ」

ソファにかけるとお茶をだされる

「………お前は下がっていい」

「それでは。」

げぇっ2人っきり！！？？

「………ご用件を」

はよ帰りたい

「そうだな。時間の無駄だ

お互いにな」

無駄なら呼ぶんじゃねぇよ

「お前の家はもう資金繰りが厳しいらしいな」

びっくりする

そんな事言われると思わなかった

あぁ、はいはい

それで私にけちつけようっての？

いや、この男がこんなことするか？

ネブラ様やソリド様じゃあるまいし

目的がわからない

「それが何か？」

「このままだとお前の両親は領地を没収される

お前の兄弟も困るだろうな」

だから

なんなのよ

「………わかりました

私をどうしようと？」

出て行け？

「提案だ。

私と婚約をしないか？」