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今日もいつも通りグルッペン達がやって来て勉強会と言う名目のお茶会を開いていると本棚の奥の方に気になるものを見つけた。
コレってL国とここの戦力図?確か昨日エミさんがL国が戦争の用意をしているかもって言ってたっし、コレさえあれば戦術案が書ける!
少し躊躇ったけど分厚いファイルに手を伸ばしているとトントンに呼ばれたので慌てて本棚から顔を移して振り向く。
するとトントン達の所には珍しく数冊のノートや様々な資料集に教科書。そして机に突っ伏してﾀﾋにかけてるグルッペン。
『ど、どうしたの?死屍累々と言うかゾンビみたいになってるけど…』
聞いてみるとトントンからの返事よりも先に類を見ない程に低い唸り声が聞こえたかと思うと腕を上げてパタパタさせるとまた下ろした。
その光景を見て何がどうなってるかが分からなくて目を大きく開けて何度も瞬きをしている中動じないトントン達。
え…本当にこれどうしたの…?よく見たらエミさん居ないし、グルッペンの頭、トランプタワーの一部になってる…
tn「コイツ、絶対突破して見せる!とか言って図書館にある完璧と謳われとる戦術図を持って来てこの有り様なんやけど砂糖どこにあるか分かるか?」
『えっと理由は分かったけどなんで砂糖?それにエミさんは?』
グルッペンが掴んでいる図案を眺めて自分では解けないかなぁと思っていると中々に難しくて思わず熱中する。グルッペンの隣に座って彼を起こすと一緒に考え始める中トントンが説明してくれる。
tn「グルッペンは甘いもん食べたら復活するからな。後、エーミールは色々あって買い出しや。って聞いとるか?」
『え?あ、うん聞いてるよ。確か左の棚に入ってると思う。ねぇグルッペン、これはこうした方がいいと思うよ』
gr「んぁ? 嗚呼そうだな。だったら一から変えた方が…」
トントンの溜息が聞こえた後、すぐに二人だけの世界に入り浸ってしまい解けた頃には僕もへばってしまって気付けば目の前にケーキが。
驚いてグルッペンと一緒に起き上がると呆れているトントン、心配そうにこっちをみるエミさんがいた。
tn「まさかリアンまで解こうとするとは思わんかったけどまぁこうなるわな」
em「リアンさんってそんな事も出来たんですね。あ、それは買い出しついでに買ったもですよ」
二人がそう言っている中黙ってケーキを食べているとそれを見た二人はため息を吐いて冷静に僕達に術案の持ち込み禁止令を発布した。
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月歩 - ラーシュさん» ありがとうございます!あのシーンは特にお気に入りでしたのでそう言って貰えると作者冥利につきます! (2020年3月31日 11時) (
レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
ラーシュ - 完結おめでとうございます！夢主君がemさんやrbrに止められているのに振りきって仲間を助けにいって重症を負うところで凄いハラハラさせられてしまいました！凄く面白い作品でした！！ (2020年3月31日 11時) (レス) id: 3d2f41f960 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - 白狐さんさん» ありがとうございます!個人的にはもう少し書き込みたかったのですが、楽しんで貰えて嬉しいです! (2020年3月31日 8時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
白狐さん(プロフ) - 完結おめでとうございます!!もう、最っ高でした。5年前にトリップするっていう発想も勿論ですが、内容がギッシリ詰まってて読み応えのある楽しい作品でした！！ (2020年3月31日 8時) (レス) id: c1b876fff4 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - ふゆさん» ありがとうございます!主人公のキャラはかなり手探り状態でしたけどそう言って貰えて嬉しいです! (2020年3月24日 14時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月歩 | 作成日時：2020年3月12日 0時
