13.支援会話B ルフレ&リュム ページ14
「リュム!いるかい?」
天幕の中で荷物をまとめていると、外から声が聞こえた。
私は天幕から顔を出し外を見ると、ルフレさんが両手を後ろに回して立っていた。
「あ、師匠。どうしたんですか?まさか屍兵が出たとか……!?
「いや、違うよ。これを届けにきたんだ」
ルフレさんは後ろで隠していた魔導書を私に差し出す。
それは、私は先日なくした【トロン】だった。
「!これ……どこで……?」
「武器庫から出てきたそうだよ。見つけたのは僕じゃないから、詳しくは分からないけど」
「……!!」
嬉しくて、涙が出た。
友人からの初めての贈り物をなくしてしまったと思って、ずっとずっと、不安だったから。
「師匠……ありがとうございます!」
私が泣いたのを見て戸惑っていたルフレさんだったが、お礼を言うとすぐに笑顔で笑った。
「次はなくさないようにね?」
「はい!」
ねぇ、ギムレー。
キミは今何を思っているのかは分からない。けど、私はキミを、想ってる。
だって私は、キミの笑顔を知っているから。
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005(プロフ) - とても感動しました!すごくシリアスな展開からのハッピーエンド素敵でした! (2018年4月21日 21時) (レス) id: 1fcd95cf50 (このIDを非表示/違反報告)
やまたこ - 面白かったです100点! (2018年4月16日 7時) (レス) id: 4e05d1b0ac (このIDを非表示/違反報告)
リムス(プロフ) - 書き人知らずさん» こちらこそ、コメントをくださりありがとうございました。この物語を読んでくださり、ありがとうございます。 (2018年3月23日 12時) (レス) id: 27e40c194f (このIDを非表示/違反報告)
書き人知らず(プロフ) - 感動する物語をありがとうございました。 (2018年3月23日 11時) (レス) id: bdbb5f59e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リムス x他1人 | 作成日時:2018年3月1日 22時