星15つ。 ページ15
岩泉side
コイツは、いつも唐突だ。
「今日、Aの泊まってるホテルに行って、告白してくる。」
及川は、決心が固まったらしい。
少し頬を紅潮させて、俺に言ってきた。
「そうか。頑張れよ。」
ただそれだけしか言えなかった。
遂に、この時がやって来たのか。
そう思うと、ため息しか出てこない。
「ねえ、どう言えばいいかな？」
「俺なんかより、松川たちとかに聞いた方がいいだろ。」
俺は素っ気なく、冷たく言った。
及川はそんなことも気にしない様子で、「確かに！」と言って松川たちのところに駆けていった。
俺に相談するなんて、バカげてるだろ。俺は、Aのことが好きなんだぞ。
そう、思いっきり及川に言ってやりたい。
全部スッキリしてやりたい。
でもそんなことを言えるはずもなく、俺は練習を再開した。
ほら、また俺は、何も言えないんだ。
あの頃から、何にも変わっていないじゃないか。
身体だけが著しく成長して、心臓は何にも変化がない。
周りの奴らはどんどん先に進んでるというのに。
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なまたまご(プロフ) - ありがとうございます！もうちょっとで完結なので、ラストスパート頑張ります！ (2018年9月19日 23時) (
レス) id: ca30a67409 (このIDを非表示/違反報告)
#まどか(プロフ) - これからの展開が凄い楽しみです...！更新頑張ってください^ ^ (2018年9月19日 19時) (レス) id: 3fa50f0937 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なまたまご | 作成日時：2018年8月9日 20時
