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37話 ページ37

Aside



私は、手を洗わずに田中とノヤを探す。
すべては清水先輩の手を握ったことを自慢するためだ。



『あ、田中ーー‼』


田「ん?」



お風呂あがりなのか、タオルを首にかけて自販機で缶ジュースを買っている田中を発見。
早速自慢ですな。



『この手!さっき清水先輩に触られたんだけど、触る?』


田「ほげええええ‼き、潔子さんの手が‼‼ふ、触れただとー‼‼」



田中はなぜか私の手から光が出ていてまぶしそうにのけぞっている。
いや、神々しいのはわかるけどさ。。



田「ほ、本当に触っていいのか!?」


『うん、ていうかそのためにあんたを探してたんだからさ』


田「及川。この恩は一生忘れない。今度ぐんぐんバーおごる」


『いや、高菜おにぎりの方がいい。ま、触ったら?』



田「くっ、恩に着るぜ!」



田中はおそるおそる手をのばし、私の手に触ろうとする。ごくりと唾をのみ、その真剣な表情に私も緊張してしまう。なんで私緊張してんだ。



そして、田中が私の手に触る…と思った時、




「何してんだ?お前ら」




田&A「『うわああああ‼‼』」


急に話しかけられた私たちは飛び上がった。
横を向くと、見知らぬ男の子が立っている。
え、誰?
迷い込んだ子ども?
いや、そんなわけがない。
学校に迷い込む子どもがいるわけがない。



田「お前、迷い込んだ子どもか?」


『いや、迷い込む子どもなんかいるわけないでしょ。……この子は…ユーレイだったりして…さ…』


田「う、嘘…だろ…‼‼」



「何言ってんだ、お前ら」



ん?まて、この声…どっかで聞いたことあるぞ。



『もしかして…ノヤ?』


田「え!?」


西「そうに決まってんだろ」


『いやー、髪の毛がないからさ‥。身長低くなってて分からんかったわ』


田「おう、小学生ぐらいに見えるよな」



ノヤは身長のことを言われて腹が立ったのか、ふるふる震えて、



西「お前ら、歯ァ食いしばれー‼‼」



と襲ってきた。




あ、待て、私なんか忘れてる気がするけど…
ま、いいか。




ノヤから逃げてますnow。

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なまたまご(プロフ) - めいさん» 原作30巻で、田中は入部の頃は金髪だったことが描かれているので、そちらを見返してもらえればと思います! (2020年5月5日 15時) (レス) id: 4eb1927f69 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 私が間違ってるのかもしれませんが田中が金髪?田中って坊主だと思うんですけど…お姉ちゃんは金髪ですが…間違ってたらすいません┏○" (2020年5月5日 15時) (レス) id: a7327c8617 (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - 奏さん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきました! (2019年6月15日 16時) (レス) id: 4eb1927f69 (このIDを非表示/違反報告)
- サイドという英語はsadeではなくsideです (2019年6月15日 16時) (レス) id: db30d83869 (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - マカロン娘さん» わああ、本当ですね。すぐに修正します!ご指摘ありがとうございます! (2019年1月26日 23時) (レス) id: ca30a67409 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なまたまご | 作成日時:2018年4月2日 17時

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