12話 ページ12
Aside
入学4日目。私は今、女神様の横で、スポドリ作ってまーす。
ああ、眼福…。
流石に4日目にもなると、だんだん仕事にも慣れてきて、自分から率先してやらなければいけない仕事を見つけて、出来るようになっていった。そして、清水先輩とも仲良くなっておりますよ…!
清「Aちゃんは、中学でバレーやってたんだよね、私は中学は陸上やってたの」
『そ、そうなんですか?すごい意外です!』
いやホントに意外だよ。こんな可憐な女神様が汗たらしながら陸上やってたなんて。
清「でも、私も意外だよ。Aちゃんがバレーやってたなんて。女子バレー部には入らないの?」
あ、ちょっと聞かれたくない質問。
『あ、えっとですね…。実はバレーは、3年のインターハイでケガして、それからずっとやってないんです』
清「そうなんだ…。重いケガだったの?」
『…んー、全治1か月でした。でも私、戻れなかったんです。戻りたくなかった』
清「どういうこと?」
『私の学校はもともと、俗にいう強豪校でして…。私は、キャプテンだったんです。インターハイは、予選一回目も二回目も勝ち進んで、三回目、これが終わったら決勝、というところまで登り詰めた時、私がケガしたんです。他の選手の足に引っかかって、転んで…』
なんだこれ、勝手に私の口から言葉が出てくる。
『その時、私追い詰められていました。3セット目で、接戦だったんです。そのせいで、あせってケガなんかして…そして、私のせいでその試合は勝てるはずだったのに負けました。もう、嫌なんです。私のせいで、チームのみんなが負け…んんっ?!』
清水先輩が私の口を手で閉じた。
清「Aちゃん、バレーってさ、コートの中に6人いるじゃない。少なくとも、独りで戦っているわけじゃないよ」
そう言って、清水先輩はふっと微笑む。そして、「ドリンク持っていこう」と言った。
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なまたまご(プロフ) - めいさん» 原作30巻で、田中は入部の頃は金髪だったことが描かれているので、そちらを見返してもらえればと思います! (2020年5月5日 15時) (レス) id: 4eb1927f69 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 私が間違ってるのかもしれませんが田中が金髪?田中って坊主だと思うんですけど…お姉ちゃんは金髪ですが…間違ってたらすいません┏○" (2020年5月5日 15時) (レス) id: a7327c8617 (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - 奏さん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきました! (2019年6月15日 16時) (レス) id: 4eb1927f69 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - サイドという英語はsadeではなくsideです (2019年6月15日 16時) (レス) id: db30d83869 (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - マカロン娘さん» わああ、本当ですね。すぐに修正します!ご指摘ありがとうございます! (2019年1月26日 23時) (レス) id: ca30a67409 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なまたまご | 作成日時:2018年4月2日 17時