あなたの、サボリ場所。【沖田総悟】

サボリ。6 ページ7

Aside



今日も私は雪乃屋を開ける。
今日も爽やかな陽気で、ちょっとだけ暑いくらいだ。



『いらっしゃいませー！』



お昼も過ぎ、今日もそろそろ3時になろうとしていた、その時。



「おい、娘」



その声は、聞き覚えがあった。
振り向くと、昨日この店に来ていた、沖田さんがいた。




『いっ、いらっしゃいませ！沖田さん！また来てくださったんですね！』


沖「ああ」



そう言って、沖田さんは椅子に座り、「きなこ2つ」と言った。



『ふふ、きなこお好きなんですね？』


沖「いや、好きじゃねえけど·····ここの団子が美味いからでィ」


『ほ、本当ですか！ありがとうございます！！』



私は、嬉しくて微笑む。





『きなこ2つ、お待たせしました！』



沖「ん｣



彼は1本持って食べ始める。



『そういえば、真選組のお仕事、大丈夫なんですか？』



彼は飄々と答える。



沖「今日もサボってますぜ｣



あの黒髪さんは大変だなぁ···。毎日、昨日のように探してるのかなあ。



『あはは、お仕事も頑張ってくださいよ？』



彼は今日もここでサボる。

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