サボリ。37 ページ38
noside
店先で、黒い制服を着た少年を見送る少女。
彼女は赤くなっている笑顔で別れの言葉をかけている。
その栗色の髪は、これからやってくる夏の季節を予感させるような湿っぽい風に吹かれ、たなびいている。太陽の光は惜しみなく地上に降り注ぎ、その陽気な雰囲気を映している。
しかし、彼らは気づかなかった。
これからやってくる不穏な空気と、風に。
『おいてめえら。あそこだな?雪乃屋という店は。』
『おう、そのようだ。』
『よし。近いうちに行くぞ。』
『分かった。』
『この国は、全て天人のものになった。侍などとのたまう者共はもうとっくに消えておるわ。』
2人の異常な形をした人物は、江戸の雑踏へ消えていった。
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なまたまご(プロフ) - 元坂みどりさん» 教えてくれてありがとうございます! (2018年9月11日 17時) (レス) id: d8d10bb85c (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - 餅さん» 全て直させて頂きました!間違っててごめんなさい…! (2018年9月11日 17時) (レス) id: d8d10bb85c (このIDを非表示/違反報告)
餅 - 元坂みどりさん» saidでもなくsideですよ! (2018年9月11日 1時) (レス) id: 9ad2ddaa38 (このIDを非表示/違反報告)
元坂みどり(プロフ) - sadeじゃなくてsaid (2018年9月10日 18時) (レス) id: 9307f7e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - ありがとうございます!更新ちょっとでも増やせるように頑張ります! (2018年8月9日 9時) (レス) id: ca30a67409 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なまたまご | 作成日時:2018年4月5日 8時