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サボリ。15 ページ16

Aside



その次の日も私はいつも通りお店を開けた。
怖いけれど、銀さんがいざとなったら守ってくれそうだし。



『いらっしゃいませー』



…うん、まただ。
店先で接客をしていると昨日も感じた気持ち悪い視線を感じる。
なぜ私なんかを見る必要があるのだろう。
それも私から見えない場所からなんて‥。



早く銀さん来ないかな‥。
お店にお客さんがいるとはいえ、四六時中自分を見られているというのはさすがに疲れるし、ストレスにもなる。



だけど、銀さんといるとなぜか安心できるんだ。
…昨日は少し恥ずかしいくらいだったけど、恋人のフリというのもいいかもしれない。



そう思って声を張り上げて接客をしていると、あの見慣れた銀髪が見えた。



『あ、坂……銀さん‼いらっしゃいませ!』



坂田さん、と言いそうになって、私は慌てて銀さん、と言い直した。
昨日の今日でまだその呼び方に慣れてないのか、坂田さんは少し顔を赤くする。



坂「…おう。……また見られてんな。感じるわ」


『ですよね…。どうします?』


坂「まあ、今日も実行するしかないだろ、恋人のフリ」


ヒソヒソ話をして、私達は頷きあう。



『きょっ、今日も来てくれたんですね…!私、嬉しいです!』


坂「お、おう。えっと、俺もお前に会えてすげー嬉しいよ、A」


心臓がドクン、と跳ねる。
銀さんに呼び捨てにされたことはなかったので、やっぱり少し緊張してしまう。



『…』


坂「…」



お互いに恥ずかしくなってしまい、私達の中には沈黙が流れる。
そんな時だった。







「サボりに来ましたぜィ」







彼が現れたのは。

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なまたまご(プロフ) - 元坂みどりさん» 教えてくれてありがとうございます! (2018年9月11日 17時) (レス) id: d8d10bb85c (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - 餅さん» 全て直させて頂きました!間違っててごめんなさい…! (2018年9月11日 17時) (レス) id: d8d10bb85c (このIDを非表示/違反報告)
- 元坂みどりさん» saidでもなくsideですよ! (2018年9月11日 1時) (レス) id: 9ad2ddaa38 (このIDを非表示/違反報告)
元坂みどり(プロフ) - sadeじゃなくてsaid (2018年9月10日 18時) (レス) id: 9307f7e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - ありがとうございます!更新ちょっとでも増やせるように頑張ります! (2018年8月9日 9時) (レス) id: ca30a67409 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なまたまご | 作成日時:2018年4月5日 8時

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