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サボリ。14 ページ15

Aside



恋人のフリ、という言葉に、私は動揺する。



『こ、恋人のフリですか‥』


坂「おう。そしたらついてこなくなるだろ」


『そ、そうなんでしょうか?』


坂「そうだろ。例えば、こういう風にしたりしたらいいだろ」



そう言って坂田さんは私の手を繋いでくる。
急な出来事に、私は坂田さんを投げ飛ばす。



『きゃ、きゃああ‼』



ドガッ、と鈍い音を立てて坂田さんは地面にたたきつけられた。
い、痛そう‥。



『す、すいません‼びっくりしてしまって…‼』


坂「いや、いいよ。俺も急にしちゃってごめんな」



坂(ゴリラじゃん…)



坂「手をつなぐのはやめるか‥」


『い、いえ、大丈夫です。それでつけてくるのがやめてくれるのなら‥』


怖いし…。
そうか、と言って坂田さんは手を繋いでくる。
それに、世にいう恋人繋ぎというものを。
恋人のフリだから‥。と自分に言い聞かせる。


なぜか急に心臓がバクバクしてくる。
坂田さんのことは今までお客さんとして接してきたけれど、今からは恋人として接しなければいけない。
そう思って私は歩きながら口を開いた。



『ぎ、銀さん…』



ばっ、と坂田さんはこちらを向いてくる。



坂「い、今銀さんって…」


『い、いや呼び方も変えないといけないと思ったんですけど…。嫌でしたか?』


坂「ぜ、全然いいぜ」



そんな会話が終わると沈黙が私たちを包む。
は、早く家に着いて‥。
スーパーから家は近いはずなのに、なぜかすごく遠く感じられる。



家に着くと銀さんは辺りを見渡して、多分もう大丈夫だ。と言ってくれた。



『あ、ありがとうございます』


坂「別にいいぜ。じゃあ明日も来るからな」


『そ、そうですね‥。分かりました。じゃあ、また明日』


坂「おう」



銀さんの背中を見送ると、私は家に入った。



||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||



夢主ちゃんの家は、お店と別にあります。



それだけ知ってもらいたいです。

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なまたまご(プロフ) - 元坂みどりさん» 教えてくれてありがとうございます! (2018年9月11日 17時) (レス) id: d8d10bb85c (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - 餅さん» 全て直させて頂きました!間違っててごめんなさい…! (2018年9月11日 17時) (レス) id: d8d10bb85c (このIDを非表示/違反報告)
- 元坂みどりさん» saidでもなくsideですよ! (2018年9月11日 1時) (レス) id: 9ad2ddaa38 (このIDを非表示/違反報告)
元坂みどり(プロフ) - sadeじゃなくてsaid (2018年9月10日 18時) (レス) id: 9307f7e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - ありがとうございます!更新ちょっとでも増やせるように頑張ります! (2018年8月9日 9時) (レス) id: ca30a67409 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なまたまご | 作成日時:2018年4月5日 8時

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