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鍵を目の高さに持ち上げてしげしげと見つめちゃって。
「これ・・・鍵が増えてる」
和「もー(笑)気づくのが遅いのよ」
「これって・・・」
和「うちの鍵ですけど？」
「なんで？」
和「なんで？合鍵渡してなんで？って言われるの？
やだー、信じられなーいっ！！」
あのさ、おめめ真ん丸にして口だってぽかーんて開けちゃってるけどさ、
恋人が合鍵を預ける意味、わかってます？
この俺様が合鍵とか、今までなかったんだからな？
何度欲しいって言われても頑なに拒んできたバージン合い鍵だぞ、コノヤロー！！
くっそ！
俺、絶対今顔が真っ赤だ。
いや。顔どころじゃねえな、耳まで真っ赤だ。
和「つべこべ言わずにもらいやがれ！！」
恥ずかしさをごまかすようにわざと大きな声で叫んだらAはビクッと身体を震わせて小さな小さな声で
「・・・ハイ・・・」
と呟いた。
和「それからっ！」
調子に乗ってもういっちょ大声攻撃。
和「忘れ物もうひとつ！！」
「えっ？今度は何？なに？？」
パニクってるAを抱き寄せてほっぺにちゅっ♡
和「いってきます、いってらっしゃいのちゅー！！」
「ぎゃっ！」
ほっぺを押さえてへなへなと床に座り込むAだけど容赦はしないよ？
和「はい、いってらっしゃいのちゅーは？」
マンガみたいにくちびるをむーっと突き出してやったら
「・・・いってらっしゃい////」
やっと遠慮がちなぬくもりがくちびるに触れた。
和「お、おぅ、じゃ、また後でな！」
自分から仕掛けといて何だこのザマ・・・
超ハズイ！
めっちゃ恥ずかしいーーーーっ！！
慌てて靴を履いて勢いよく玄関を閉めた瞬間
それまでの少しはカッコつけてた顔がだらしなく崩れてしまった。
和「やっべ・・・」
抑えようもないにやけ顔は肘で隠した。
いつもなら無駄な労力は使いたくないからエレベーター一択の俺が迷うことなく階段を弾むように駆け下りた。
Aといると何もかも調子が狂っちゃう。
俺は俺の知ってる俺でしかないと思ってたのにそんな理屈は簡単に覆されるんだ。
Aへの甘い感情で。
ああ、やっぱ俺、朝が好きになっちゃったかもしんねーな・・・
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あびあ(プロフ) - ジュンさん» ジュンさん、ありがとう！あの動かなさそうな(.ﾟーﾟ)さんが階段って！(笑)可愛い、大好きと言ってもらえて本当に嬉しいです。引き続きこちらの(.ﾟーﾟ)さんを愛していただけるよう頑張ります！ (2016年6月20日 7時) (
レス) id: 4cb8e8d5d1 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - 相変わらず可愛い和君！もうめっちゃ大好きだな！階段まで使っちゃうって、どんだけ浮かれてるの！とにかく可愛い、大好きな二宮さんです。 (2016年6月18日 17時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
あびあ(プロフ) - ジュンさん» そんなそんな！コメントいただけて舞い上がるほど嬉しいのはこちらの方です。本当にいつもありがとうございます(*^^*) (2016年6月16日 21時) (レス) id: 4cb8e8d5d1 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - いやいや、こちらは読ませて頂けるのが有り難いです！そう！百戦錬磨な和君が、もうすっごく悩んだりモンモンとしてるのが可愛いやら面白いやら。いつもコメ返まで頂いて、ありがとうございます！ (2016年6月16日 12時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
あびあ(プロフ) - ジュンさん» すっごい嬉しい言葉をありがとうございます！自分の中のモヤモヤがちょっと吹っ切れた気がします。モテ男が翻弄される姿を書きたかったので伝わっているのかなぁ・・・と安心しました。本当にコメントでいただける力は大きいです。いつもありがとうございます！ (2016年6月16日 7時) (レス) id: 4cb8e8d5d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あびあ | 作成日時：2016年3月31日 21時
