ｓｔｏｒｙ５ 忍足侑士 ページ7
『お、忍足…くん？』
忍足「え…？」
振り返ったその人は、すぐに私が誰であるのかわかったみたいで
パァーッと笑顔になり、ゆっくりと私の方へ歩みよって来た。
忍足「Aちゃん…やんな？」
『え？』
忍足「あぁ…茜がいっつもそう呼ぶからそれで覚えてもうてんけど…。」
『あ、そうですか…。』
いきなり名前で呼ばれて驚いたけど、そういう理由なら納得もいく。
忍足「あれ？カフェで待ち合わせやなかったん？もしかして迎えに来てくれた？」
『え？い、いえ！あの…茜達はいないんです。』
忍足「おらんて…え？ほなAちゃん一人なんか？」
『はい…。』
怒ってるかな…？
もしかすると茜の顔が見たかったのかも。
なのにいきなり二人で会えだなんて…。
『あ、あの…。』
忍足「ん？」
『ごめんなさい！せっかく来てくれたのに……茜もいなくて…。』
忍足「何で謝るん？今日来たんはAちゃんに会いに来たわけやし！問題ないやろ？」
『でも…。』
忍足「それに幸村の前やとAちゃんも話しにくいやろし、ちょうどよかったわ！」
私に気を使わせないためか、ニコニコ笑いながら「な？」と言ってくれた忍足君。
やっぱり優しいよな…。
精市なら「挨拶もなしにいきなりなんて……常識疑うよ。」とか言いかねない。
忍足「あ、それと今回のカレカノ交換？も、Aちゃんが謝らんでええから。」
『え？』
忍足「気にしてんちゃうかなって…って思ったんやけど？」
先手を打つように言われた言葉に私は目を丸くした。
だって…確かに気にしまくってたから。
精市が何と言ってこの話を持ちかけ、了承を得たのかは知らないけれど、
考えれば考えるほど本当に失礼で迷惑な話だ。
そんなわけのわからない話に付き合わされ、こんなとこまで呼び出されて
本当に申し訳ないの一言だった。
忍足「いきなり何言いだすんかと思ったけど、別に幸村に
無理矢理ＯＫさせられたわけちゃうで？」
『本当ですか？』
忍足「もちろんや。俺にも考えあっての事やさかい…。」
考え……？
考えって……何だろう……？
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仁王美愛(プロフ) - 薔薇さん» 初めまして☆すっっごく面白かったです☆今日はじめて読みました！長編も更新する予定なので、参考にしたいです(パクりはしません。) 次の作品は、不二vs幸村のヤンデレでお願いします。 (2014年10月14日 20時) (
レス) id: 96e65567ad (このIDを非表示/違反報告)
猿乃舞瑠璃紀 - 漁って読んでみたら、心ポカポカしました！リア彼と上手くいってなかったからスッキリできたうえに、精市と侑士の愛が増しました！ありがと！ (2014年4月29日 22時) (レス) id: 178dc3df4c (このIDを非表示/違反報告)
薔薇 - 初めまして遙さん！お褒めのお言葉有難うございました！誠に恐縮でございます！ (2014年2月28日 22時) (レス) id: 585d3dfcbd (このIDを非表示/違反報告)
遙(プロフ) - こんなお話作るなんて凄すぎです!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2013年11月4日 19時) (レス) id: ec9a96b04e (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - おもろかったなぁ(笑)次の作品も頑張って!! (2013年7月12日 17時) (携帯から) (レス) id: 282c6afcdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薔薇 | 作成日時：2013年3月17日 13時
