ｓｔｏｒｙ４ 緊張 ページ6
茜「でも、確かに私がいない方が話しやすいと思うよ？Aすぐに
私を頼ろうとするからね…。」
『それは…。』
茜「大丈夫！あの人話し上手から心配ないよ。」
茜はいつも彼氏の事を「あの人」と言う。
それはただ単に恥ずかしがってるからなのかと思ったけど…。
今の茜の口調はどこか冷たくて、まるで他人の事を話してるみたい…。
いつもと違う茜に、それ以上何も言えなくなってしまった。
そして放課後…。
茜から彼氏さんのメアドと携帯番号を聞き、本当ならば４人で
会うはずだったカフェへと向かった。
なら、何故私は改札前にいるのか？
それは一人でカフェで待つなんて落ち着かないもの。
騒がしい改札前でこうやって気を紛らわせてでもいないと緊張で倒れそう。
カフェではなく改札前で待っていることは、相手に伝えていない。
いくらメアドや番号聞いたからと言ってもね…。
直接本人から聞いたわけでもないし、なんとなく気が引ける。
そんな訳で、もうすぐやってくるであろう茜の彼氏さんを
こうやって待っているのだ。
特に人見知りするタイプではないけれど、何度か顔合わせただけの親友の
彼氏と二人で会うなんて……緊張するなって言う方が無理なのだ。
時計の針が待ち合わせ時刻に近付くにつれ、鞄の持つ手に汗が滲む。
あぁ…やだな…。
このまま帰ろうか…？
そんなこと…出来る訳ないけど。
どんどん気分は減入り、もう何度目かわからない溜息をついた。
『はぁ…。』
その時、改札の向こうに少し長めの髪をかき上げながら歩く男の人が目に入った。
あの人…！？
この辺では見かけないけど、見覚えのある制服。
そして以前会った時より髪も身長も伸びている気がするけど、
人の目を惹き付けるような、精市とはまた違った美人顔の彼。
間違いない。
改札を出て、そのまま真っ直ぐと駅を出て行こうとする人に
私は駆け寄りながら恐る恐る声をかけた。
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仁王美愛(プロフ) - 薔薇さん» 初めまして☆すっっごく面白かったです☆今日はじめて読みました！長編も更新する予定なので、参考にしたいです(パクりはしません。) 次の作品は、不二vs幸村のヤンデレでお願いします。 (2014年10月14日 20時) (
レス) id: 96e65567ad (このIDを非表示/違反報告)
猿乃舞瑠璃紀 - 漁って読んでみたら、心ポカポカしました！リア彼と上手くいってなかったからスッキリできたうえに、精市と侑士の愛が増しました！ありがと！ (2014年4月29日 22時) (レス) id: 178dc3df4c (このIDを非表示/違反報告)
薔薇 - 初めまして遙さん！お褒めのお言葉有難うございました！誠に恐縮でございます！ (2014年2月28日 22時) (レス) id: 585d3dfcbd (このIDを非表示/違反報告)
遙(プロフ) - こんなお話作るなんて凄すぎです!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2013年11月4日 19時) (レス) id: ec9a96b04e (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - おもろかったなぁ(笑)次の作品も頑張って!! (2013年7月12日 17時) (携帯から) (レス) id: 282c6afcdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薔薇 | 作成日時：2013年3月17日 13時
