夢のようなお話 (ページ26)

今日:7 hit、昨日:5 hit、合計:2,919 hit

ありがとう。ページ26

胸が急にドキドキし始める。

A『落ち着くのよA。さっきまで話してたじゃない』

そう、一度深呼吸をして…。

ーーーすぅっ

A『もっ☆!……しもし…』

う、裏返ってしまった‼
深呼吸までしたのに‼‼

Niall『…………』

Niall、please talk to me ‼
この沈黙は、恥ずかしくて辛すぎるっ‼

一人で魂抜けたようにズーーンッと落ち込んでると、

Niall『……ぷっ…!あはっはっはっはっはっはっはっ‼』

わ、笑われている。
Niallに爆笑されている。

A『……Niall、笑いすぎ…泣』

Niall『はっはっ…!!ご、ごめんっ!げほっごほっ』

どうやら今のは、Niallのツボったらしい。

Niall『ごめんねっ!こんなに笑うつもりはなかったんだけど。でも、今のでちょっと緊張解れたかも。コールしてる間、ずっと息止めそうになってたから…』

Niall『ありがとう、A』

いきなり緊張を解いたお礼を耳元で言われたら、違う恥ずかしさが沸き起こる。

A『あっ…えっと……ど、どういたしまして……』

A/Niall『『あのっ/あのさっ』』

A『…ぷっ、あははっ!何かさっきもこんな事ありましたね!私達タブってばっかり笑』

Niall『っ‼そうだね、タブってばっかりだね笑……さっきはごめんね。僕が呼び止めといて、ちゃんとさよならもせずに帰っちゃって…』

A『そ、そんな!気にしないで下さい、むしろ私もちゃんとNiallにお礼を言えてなくて…』

Niall『お礼…?』

A『友達になってくれたお礼です。貴方達のLIVEに行けるだけでも、私達ファンは幸せなんです。だけどNiallは、私と「Niall Horan」としての友達になってほしいと言ってくれた。私は、最っ高のラッキーガールです!最っ高の幸せ者です‼』

A『ありがとう、Niallっ‼』

Niall『っ…‼』

Louis《おいっNiall!!お前、なに赤くなってんだ‼俺もAと話したいから変われっ》

奥からLouisの声が聞こえた。
どうやら、メンバーがいる中で電話をしてくれてるみたい。

Niall『うわっちょ、Louis!!今僕が話してるんだから‼』

ギャーギャーワーワーと聞こえてくるけど…何となくNiallは楽しんでるんだなって思った。

Niall『Aごめん!これから夕食食べに行くんだ!落ち着いたらまた電話するからっ!絶対‼』

A『うん、気長にまってるね!』

そう言って電話は切れた。

この後、またミラクルが起こるなんて
誰が予想していただろう。