☆笑えない話 ページ43
ほっぺたを赤くさせて、少し舌足らずに、昔の話をしているAちゃんの目が、こころなしか潤んでいるのは、
彼のことを思っているのやろうか。
「1チーム12人でプレーするんですけど、うちの学年13人いて、って話をすると、あー!ってなりますよね。そうです、私が万年ベンチです」
もう何度もしてきただろう自虐ネタに、Aちゃんのホントの気持ちを透かして見てまう俺は、うまく笑われへんくて。
「これいつもウケるネタなんですけどねえ…」
前に飲んだ時よりもお酒が入ったのか、ぱやぱやしたAちゃんは、首を傾げてるけど。
今までどんだけの気持ちを背負ってきたん?
俺の今もってる感情、これは同情なんか?
「よう部活やめんかったね?」
「つらいことしかなかったけど、でも、はじめたからにはやめたくなかったですし、」
サトシが一瞬だけでもキラキラさせてくれたんです。
慈しむその顔にドキッとした。
それと同時に、そんな顔見たくない、と思った。
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ゆゆこ(プロフ) - 倉安すば亮さん» 楽しみにしている、なんてとても嬉しいお言葉ありがとうございます。私も占ツクを見てる時くらいは、こう現実とは違ってときめきを感じたいので、少しでもお届けできればいいなと思っています。ありがとうございます! (2018年5月7日 22時) (レス) id: e0cd7b5092 (このIDを非表示/違反報告)
倉安すば亮(プロフ) - 毎回の更新楽しみにしてます♪占ツクの中だけでもキュンキュンしたいです♪ (2018年4月27日 14時) (レス) id: 45581dd29b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆゆこ | 作成日時:2018年3月26日 16時