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サトシが、ふすまを開けた彼女、察するに今日の主役、に視線を向けたところで、サトシの顔色が変わるわけもなく。
「A誕生日おめでとぉぉーーー!!」
サトシか今日の主役が、何かを発しようとしたのを、いや発しようとしたかそれはわからへんけど、テンション爆上がってるカミケンのおめでとうのシャウトが一切の声を遮ると、
安田さん!!
とご指名の声を頂いた。
あぁ〜……そやんな。
俺今日このために来たようなもんやん。
立ちすくむサトシと、状況が把握できていない主役のことはさておいて、ミツハシくんがすでにアコギもって待っててくれてるから。
アコギ貰って、ジャーン、とコードを弾いてみて。
今日はこの居酒屋の座敷が俺のステージ。
お客さんは、誕生日の彼女。
考えたら安請け合いやけど、やる言うたからには、ちゃんと、気持ち込めて、歌を届けな。
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ゆゆこ(プロフ) - Dsloveさん» 第1章だとなかなか出てきませんが、一応安田さんのお話です。 (2019年2月8日 1時) (レス) id: a180d0217c (このIDを非表示/違反報告)
Dslove(プロフ) - これ安田さんの話ですよね? (2019年2月8日 0時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆゆこ | 作成日時:2018年1月29日 1時