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『誰か来たな』
「え？」
「お客様でございますか？お招き方はいかがいたしましょう？」
『うーん…この気配は招かなくてもきっと辿り着く方だな…』
「では、お迎えに行って参ります」
『頼むよ』
ペコリと一礼してビーズは消えた
「A…」
『あ、すまない。どうやら客人のようだ』
「僕は上に行った方がいい？」
『いや？ここにいたらいいさ』
気を使ったつもりだがAは気にしないようなので僕はAのそばで突然の訪問者を待つことにした
「ただいま戻りました。アルバス・ダンブルドア様でございます」
しばらくするとビーズは白い髭を長く伸ばした老人を連れて来た
『これはこれは驚きました。ようこそ先生』
「ほほほ…ワシが森に入る前から気が付いておったじゃろう」
Aの差し出した手を握る老人は笑う
『誰かまでは流石に分かりませんよ。本日はどの様なご用件で？先生の髭を黒く染める許可でもしてくださりに？』
「それは学生時代にやったじゃろう。生徒に悪戯をされて成功されたのは未だにお主だけじゃ」
『あの時はわざと引っかかってくださったのでしょう？』
「そう言うことにしておこうかの」
髭を触りながら言う老人は僕に目を向けた
「その子かな？」
『えぇ、リドル挨拶を』
「……」
『リドル？』
「ほほ…嫌われてしまったのかの？ワシはアルバス・ダンブルドア。ホグワーツ魔法魔術学校で教鞭をとっておる」
何も言わずAの後ろに下がった僕に老人は屈み目線を合わせる
淡いブルーの瞳は見えない自分まで見透かされているようで不愉快だった
『リドル』
Aが僕の肩に手を置いた
その時に不思議と不快感は軽くなった気がした
「…トム・リドル」
「初めましてトム。今日は君に会いに来たんじゃ」
「僕に？」
「あぁ、Aに家族が出来たと聞いての」
『そんなに珍しいですか？』
「珍しいことじゃろ、誰も居場所を知らん魔法薬学の最高峰が他人を家族に招いたとなればの」
老人は姿勢を戻すとAに向き直る
「最高峰？Aが？」
「トムは聞いておらんかったのかの？」
『自分で言うことでもないでしょう』
Aはソファに座る
「ワシもいいかの？」
向かいのソファを指差し尋ねる老人にAはどうぞと声をかける
「では…悪いがビーズのお茶もくれるかの？ワシはあのお茶が好きでな」
「…」
『ビーズ』
「畏まりました」
『リドルここに』
「…うん」
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兎凪(プロフ) - 更新頑張って〜❤️応援してます❤️ (2021年10月5日 15時) (
レス) @page49 id: b4c6408c6f (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 続き気になります。更新頑張って下さい。 (2020年11月22日 0時) (レス) id: 26f37e78f0 (このIDを非表示/違反報告)
たたた - お話とっても面白いです！！！けど名前変換がほぼ機能してません！！！ (2020年11月20日 0時) (レス) id: 6bf73bd8a0 (このIDを非表示/違反報告)
由利香(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってくださいね！ (2020年11月7日 12時) (レス) id: 4865437acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅澪 | 作成日時：2020年11月2日 1時
