2リドルside ページ38
ガシャガシャーン！！
「ッ！」
Aのやつこんなに暖炉か吹き飛ばされるように出るなんて言ってなかったのに…
「君、大丈夫？」
煤まみれの僕に白い手が差しのべられた
「…あ…ありがとう」
その手をとり立ち上がり手の先を見ると
「煙突ネットワークは初めて？僕も初めての時はひどい目にあった」
ダークブロンドの肩まで伸びた髪の少年が白い歯を見せながら言う
「使い方は教えてくれたけど出る時の事は何も言わなかった」
「僕もだよ。暖炉からでた先で盛大に笑われたよ」
「今から来る人も絶対にそのつもりだっただろうね」
「全くこっちの身にもなってほしいよ。あ、僕はセオドール・ノット」
手をまた差し出すセオドールは握手を求めてるようだ
「トム・リドル」
セオドールの手を取り握手をかわすと後ろの暖炉に緑色の炎がたつ
ゴォォ
暖炉から現れたAは吹っ飛ばされることなく静かに暖炉から出てきた
『いやぁ…久々に使うと酔いそうになるな…』
暖炉から出てきたAは深くフードを被っていて顔がよく見えない
『おや、リドル。早速ナンパされているのかい？』
握手を交わす僕を見るとAは声をかける
顔はよく見えないが確実にニヤニヤしてるだろう
「多分違うと思う」
「そこはしっかり否定してくれていいよ」
『ははは…所で少年…さっきからキョロキョロとしているのは君のご両親かな？』
そう言うとAは少し離れたところにいる男女を指さす
「あ、そうです。やばい…じゃぁリドル。またね」
「あ、うん」
セオドールは大きく手を振りながら両親の元へ戻っていった
僕はAと一緒に小さく手を振ってセオドールを見送った
『リドルと同い年くらいかな』
「さぁ名前しか聞いてないから」
『まぁ、また会えるさ。私たちも行こうか』
「うん」
Aはそう言うと店の外に足を進めそれに続いて僕も外に出ると
「わぁ！」
ガヤガヤと活気付きそこら中にはトンガリ帽子とローブを身につけた沢山の人
梟や蛙など様々な生き物の声
見たことない物が多く飾られるショーウィンドウに僕は声が漏れる
そんな僕をAは静かに笑うと左手を胸に当て右手を広げると少し腰を曲げ僕に言う
『ようこそリドル、ダイアゴン横丁へ』
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兎凪(プロフ) - 更新頑張って〜❤️応援してます❤️ (2021年10月5日 15時) (
レス) @page49 id: b4c6408c6f (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 続き気になります。更新頑張って下さい。 (2020年11月22日 0時) (レス) id: 26f37e78f0 (このIDを非表示/違反報告)
たたた - お話とっても面白いです！！！けど名前変換がほぼ機能してません！！！ (2020年11月20日 0時) (レス) id: 6bf73bd8a0 (このIDを非表示/違反報告)
由利香(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってくださいね！ (2020年11月7日 12時) (レス) id: 4865437acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅澪 | 作成日時：2020年11月2日 1時
