後ろのストーカー。 ［第2幕］[完結]

後ろ。72 ページ22

.









.









.


いやだ。終わりたくない。









.









.



『いやぁぁ!!やめて!!』





廉「紫耀先輩の子供なら、要らん。」









.









.





大きく先が尖った、恐ろしい凶器を手に握る彼。









.




『やめてｯｯ!!廉くん!!』





廉「あれ、？廉様ちゃうの？」









.









.


もう頭が働かなくて、つい意識を忘れてしまう。





どんどん迫ってくる包丁の先。









.









.





廉「その腹ん中に居る奴は、必要ない。要らない。」









.




セリフのように、淡々と告げた廉くんが狙う先はお腹。









.









.









.





『やめて!!この子は関係ない!!』





廉「黙れｯｯ!!」





『廉くんｯｯ!!正気になって!!』









.









.






枯れたと思って、流してなかった涙。





止まらない。









.









.







廉「シ ネ 。」






『いやぁぁぁぁぁぁｯｯｯ!!!』









.









.









.



ｸﾞｻｯ________________









.









.









.

後ろ。73→←後ろ。71

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す