後ろのストーカー。 ［第2幕］[完結]

後ろ。75 ページ25

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ただ走る激痛を無視して、




勝手に人生を振り返って、




死を覚悟した。









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けど、









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廉「っ………刺、……せへん………っ………」









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ガシャンと、床に私の血が付いたナイフが落ちる。





廉くんが泣いている。









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廉「刺、せへん………刺せへんよ………」









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大きな雫を床にポタポタと零す廉くん。




私は、黙って横で見ていることしかできない。









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廉「俺だって………刺したく、ない………！！」









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何に訴えかけているのかはわからなくても、





廉くんは必死に訴えかけてた。





それは私にだったかもしれないし、違う人かもしれない。


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廉「ごめっ………ん…………」









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廉くんは私に謝り続けた。









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ﾌﾟｳｳｳｳｳﾝﾝﾝﾝﾌﾟｳｳｳｳｳｳｳﾝﾝﾝﾝﾝﾝ______________________









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外から聞こえる騒がしい音。









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廉「警察や…………」









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廉くんは、覚悟を決めた顔で玄関を見つめた。









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突然ですが、じぐいわ好きな方必見!!
ぴーりがいっつもお世話になってる、
サリィさんの作品ですヾ(*´∀｀*)ﾉ



↓↓ウサギと君と彼と私との約束↓↓


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ぜひ、読んでください♡♡









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