苦くて、甘い。 (ページ34)

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玉「.....じゃ、

夏休みだからって

ハメ外すのもほどほどにねー」

てな感じで、

一学期は無事に終了。

そして今日から

───合宿、開始。

二「はい、じゃぁ～

皆バス乗りましたー？

てか、大野先生？

女子の方確認してます？(笑)」

大「ん？ん～～

.....こっちは真子が

やってくれるから、ね？」

二「あなた寝てる

だけじゃないですか...(笑)」

男バスの監督、二宮先生と

女バスの監督、大野先生。

それに引率の宮田先生に、

男バスのアシスタントコーチで

玉森先生、の4人。

男子と女子で

バスは別々だから

女子の方に乗るのは

大野先生と宮田先生の2人。

群馬？かなんかの方で

合宿するみたいで

朝早くからの、出発。

バスの中では結局寝ちゃって

あっという間に、到着。

荷物運んで、

お世話になるとこの

民宿さんにご挨拶して

お昼食べたら

もう、体育館に向かう。

.

あまりの本気度に、

こっちまで緊張する。

群馬とはいえ、昼間は暑くて

皆すごいの......。

正直、女子の方の手伝いだけで

男子の方にまで

意識すらいかなくて。

いつの間にか、18時。

練習は切り上げて

夕食の準備しに宿に戻る。

宿から体育館までは

ちゃんと人が通れるように

舗装はされてるけど、山道で。

ちょうど3キロ位の距離。

選手の皆は帰り

走ってくみたい......

女子部マネの2年生

美紀ちゃんと歩いて帰る。

実は美紀ちゃんて、

みっくんの

元カノだったりする。

だから顔も知ってて

むしろ、仲良し。

確か、一年は続かなかったけど

半年以上は付き合ってた筈。

美「Aさん、ほんと

ありがとうございます。」

「...え？いやいや、

私なんもしてないよ(笑)」

美「ふふ。私にとっては

いるだけでも目の保養です(笑)

って、あ。ほんとに

助かってますけどね？」

美紀ちゃんて、

ほんとにいい子で。

みっくんと

お似合いだったのにな。

なんで、別れちゃったんだろ。

理由聞いても

みっくん"俺のせい"

としか言わなくて

未だによく、わからないんだよね。