苦くて、甘い。 (ページ18)

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授業が終わって

みっくんと後片付け。

次の授業は数学で

少人数制とってるから

隣のクラスと合同だったりする。

私は移動だから

ここの隣の教室だし、

リュックごと持ってきてるけど

みっくんは

自分のクラスで授業だから

戻んなきゃだよね。

北「やっべ。次小テストじゃん...」

「えーー、大丈夫？

小テストも成績に入るって

この前先生言ってなかった？」

北「......ダイジョバナイ。」

あ。みっくん死んだ(笑)

んもう。仕方ないな～

「今日、購買でココア奢ってね」

北「へ？」

「いいよ。教室戻って

ちょっとでも抵抗しなさい(笑)」

私、そのまま隣の教室だから

ってそう言ったら

北「A、優女...」

「ふふ。でしょ？(笑)」

北「今日ココアな！

あ、あとパンとかも

なんか買ってやる(笑)」

「えーー、太るから

そんなにいらないよ？(笑)」

なんて、やりとりして。

さて、ちゃっちゃと

やっちゃいますか。

みっくんが出てすぐに

玉森先生が戻ってきて。

玉「......優しいね」

「へ？あーー....、

でも奢ってもらっちゃうし(笑)」

玉「ふふ、俺も手伝う。」

そう言って、

上の方届かないでしょ？って。

「......む。バカにしてる」

玉「してないしてない(笑)」

「んもう。......あ、」

先生が隣に来て、気付いた。

.

先生の首の斜め後ろに

赤い─────、痕。

これって、もしかして....

玉「チョコちゃん？

これ、持ってもらっていい？」

「っ、え...あ、」

玉「ん？どした？」

いくつかのDVDが

入った紙袋渡そうとして

こっち向いた先生。

びっくりしちゃって

声上擦ったからか

先生が"ん？"って

私の頭に手を伸ばしてきて

────でも。

.

「っ、や.....！」

玉「.....え？」

「.......あ、ごめんなさ、」

先生の手、払い除けちゃった。

目まんまるくしてる先生

でも、だってだって....やだ。

玉「チョコちゃん？！」

いたたまれなくなって

教室飛び出して、逃げちゃった。