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Aがアバハウスを出る日が来た。
A「ほんとに今までありがと〜!助かったよ〜!これからは仕事でしか会えないけどよろしくね〜!」
リクヲ「短い間だったのになんか寂しく感じるね」
エイジ「じゃあね〜」
ツリメ「駅まで送ってくよ。」
そら「…じゃあ俺も。」
A「うん、ありがとう!」
そら「…あー…あれだね、いい天気だね」
ツリメ「コミュ障かっ」
A「え、なにそれ、コントー?」
天気は本当に良くて、雲はひとつもない。
A「…ねえ、あのさあ?」
そら・ツリメ「ん?」
A「…そ、そらくんさあ、水族館興味ない?」
そら「興味ないことはないけど」
A「入場券ね、もらったの。一緒に行かないかなって。ペアチケットなんだけど。」
照れたように俯くA。
そら「あ、うん。…行こうか、一緒に」
耳を塞ぎたくて、塞げなくて。
俺のAは遠くに行ってしまったような気がした。
きっと最初から俺の手には届いてなかったんだと思う。
ツリメ「俺、先に帰ってるね」
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作者名:するめ大臣 | 作成日時:2018年4月17日 5時