君とまた。【アバンティーズ】 (ページ23)

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ツリメ「なぁ、そら」

ツリメと久しぶりに2人で外撮影。

車に乗って移動しながらサブチャンを撮り終わったあとだった。

そら「んー？」

ハンドルを握る手に少し緊張が走る。

Aがアバハウスに来てから、何故かツリメと話す時の緊張感が大きい。

ツリメ「Aとより戻そうか本気で悩んだんだけど」

そら「うん。いいじゃん。」

ツリメ「Aは俺のことなんか好きじゃないからさ」

そら「俺にはそうは見えないけど…」

ツリメは変なところでネガティブだからなあ。

チラッとツリメの顔を盗み見る。

あれ、意外とケロッとした表情。

ツリメ「だからさあ、そら、応えてあげてよ」

ドキリ。心臓が跳ねる。

そら「…何に」

ツリメ「え、そら気づいてないの？」

ツリメがコンビニのおにぎりを頬張りながら話してる。

なんでそんなケロッとしてるんだ。

ツリメ「A、そらのこと好きなんだよ。俺と付き合ってた時から好きなんだよ。」

本当は気付いてた。

俺だって、Aのことをいいと思った時はあった。

でもツリメがAを好きだと知っていた。

だから友達を優先したのに。