vol16 「旅立ちの日」 ページ16
かすかな潮の香りで目を冷ますとふかふかのベッドの上で寝ていた
窓からは眩しい陽の光がカーテンの間から差し込んで、
ベッドの横には小さなたんぽぽが小瓶に飾られている
腕の痛みは随分と引いていた
Aは天井に向かって手をグーパーと動かす
『(治った)』
Aは巻いていた包帯を外すと、腕の傷はすっかり綺麗に消えていた
『(私なんかに包帯をわざわざ巻かなくてもよかったのに)』
シャンクスが腕を失ってから数日が経った
あのあと二人は赤髪海賊団の優秀な船医に手当をされて、無茶しすぎていると説教を受けた
ここにきてもう１ヶ月
色々あったが前の島よりも随分生きやすい生活を送っている
こんなことしてていいのだろうか.....
前の島の戦争はもう終戦したのか？
それともまだあそこでは血を流して戦っている兵士が残っているのだろうか？
Aは二階の窓から飛び降りて気分転換に外を散歩した
するとちょうどそこにたんぽぽを摘んでいるというより引っこ抜いてる最中のルフィがいた
ﾙﾌｨ「A！！！もう大丈夫なのか？」
『”だいじょ ぶ”』
ﾙﾌｨ「そうか！よかったぁ〜ありがとな！あん時は助かった！」
ニシシ、と笑うルフィはすかり元気になっていた
『”なにして る？”』
慣れた手つきでペンを走らせる
ﾙﾌｨ「たんぽぽを取ってるんだ！後でシャンクスにあげるんだ！マキノに頼まれたからな」
そういえばさっき部屋にもたんぽぽが飾られていた
『(根っこのままだったけど....あれはルフィだったのか)』
Aはそっと隣にしゃがんでルフィを手伝った
だが数分もしないうちにトンボを見つけたルフィはそれを捕まえに行ってしまった
『(このたんぽぽどうしよう....シャンクスのところに届けようかな...
あ........)』
すると突然たんぽぽは茶色に変色して、しおしおとしぼみ始める
『(手袋つけるの忘れてた)』
他のを積もうかと思ったが、もう周りにはたんぽぽなんて咲いてない
悩みに悩んだAは部屋に戻って手袋をつけると
とりあえずシャンクスのところに行くことにした
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蒸しパン(プロフ) - ごめんなさい！リクエストは受け付けていません！ (2018年10月24日 16時) (
レス) id: 4f72351f7f (このIDを非表示/違反報告)
うp主(プロフ) - 雪華さん» あなたまたですか。いい加減にしてください。図々しいのわかってます？違反報告させてもらいますね (2018年10月18日 22時) (レス) id: f8646b5aca (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?pupaパロでグリード＋エンヴィー×メイ・チャンの長編で作って貰いますかな?メイ・チャンは長男のグリードと次男のエンヴィーの妹を設定で。pupa知らないなら検索してね。 (2018年10月18日 22時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒸しパン | 作成日時：2018年10月17日 22時
