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不本意ながらも白岩に荷物を持ってもらって、一緒に下まで行くことにした
本当にどうしたんだろうか
いつもと違う感じがして…なんだか調子が狂う
「……」
「……」
一緒に歩いてはいるものの、わたしたちの間にはずっと沈黙が流れていて
白岩は私に合わせて、ゆっくりと歩いてくれているけど
こちらを見て、何かを言おうとしかけて結局目を逸らす、という行為を何度も繰り返している
そんな風にされたら、こっちまでそわそわしてしまうんだけどなあ…
「…痛い？」
「へ？」
白岩が意を決したような顔で口を開いたと思えば、出てきた言葉はそれだった
「足…すごい痛いのかなって思って」
「や、今はそこまで痛くないけど…」
「…そう」
正直何を言われるかとびくびくしていたが、何とも当たり障りのないことだった
…気を遣わせてしまっただろうか
「あ、のさ…無理に一緒に来てくれなくても大丈夫だよ？1人でも何とかなると思うし」
「無理してない」
「あっ、そう…」
なんなんだろう、このちょっと噛み合ってない感じ…
「荷物持ってくれてありがとう。助かりました」
「…や、別に」
あれからまたお互い話すこともなく、大丈夫だと言ったのに白岩は校門前まで荷物を持ってくれた
「ごめんね。授業、サボらせちゃった」
「俺が好きでしたことだから、気にしないで」
「…そっか。ありがとう。じゃあ私、病院行ってくるね。あ、純喜にもそう伝えといてもらってもいい？」
「…また、純喜」
「白岩…？」
白岩はぼそっと何かを呟いた後、急に俯いて黙ってしまった
「…どうしたの？大丈夫？」
「…の」
「ん？」
「俺と純喜、何が違うの」
「…え？」
「何で、俺には頼ってくれないの」
「は…？」
…今日は理解し難い事ばかり起こる日なのだろうか
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咲彩(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます！！だいぶお待たせしてしまいました…これから少しずつるきくんのターンが増える…はずなのでよかったらまた見ていただけると嬉しいです！応援ありがとうございます！ (2022年5月9日 21時) (
レス) id: 56598a6d46 (このIDを非表示/違反報告)
りん - つ、ついに…！！！るきくんのターンが…！！！待ちに待った展開がきそうで思わずコメントしてしまいました(>_<)立て続けにお話更新してくださって嬉しいです♪応援しています^_^ (2022年5月8日 22時) (レス) @page28 id: 1f8c0c6745 (このIDを非表示/違反報告)
咲彩(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます！面白いと言っていただけてとっても嬉しいです…！瑠姫くんの気持ちも少し先にはなると思いますが、書く予定ですので待ってていただけると嬉しいです！本当にありがとうございます！ (2022年1月2日 23時) (レス) id: 56598a6d46 (このIDを非表示/違反報告)
りん - はじめまして！お話とっても面白いですね^_^るきくんが本当はどう思っているのか気になります。無理せず、作者様のペースで更新してください！楽しみにしています^_^ (2022年1月2日 23時) (レス) id: 1f8c0c6745 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲彩 | 作成日時：2021年12月26日 22時
