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「今日はバスケだって」
「うわ…食べたもの出ちゃいそう」
今日はなぜか知らないけど、4組と合同授業らしい
男子たちのいる隣のコートはまだ始まる前だというのに既にうるさい
…そんなにバスケが好きなのか？
「…楽しく怪我なくやりたいけど、うちも4組も女バス多いからガチになりそうで嫌だわ」
「…怪我だけはしないようにしよ」
そう紗季と言っていたのに
私は見事にフラグ回収することになるのである
・
チャイムが鳴り、準備体操をしてから試合が始まった
どうか穏やかにこの時間をやり過ごせますようにと祈っていたが、どうやらそれは無駄だったようだ
私たちの予想通り、女バスの子たちはだんだんとガチになっていて、それにつられるようにして周りの子(特に運動できる負けん気の強い子たち)も目がマジになっていってた
そんな状況の中近付く自分の順番
出来ることなら今すぐ逃げ出したいと思った
うちのクラスが負けていて、女バスの中でも特に気の強い子の機嫌が、見て分かるくらいには悪かったからだ
そしてついに私に順番が回ってきて
「ちょっと！真面目にやってよ！」
「あー…ごめん、ね…？」
…見事にキレられた
機嫌を損ねないよう私だって頑張っていたのに、なんで怒られなきゃいけないのかと思ってちょっとムカついた
だったら文句を言わせないくらいやってやろうと思って、めちゃくちゃ頑張った
対して背も高くもないのにリバウンドを取りに行ったり、パスカットを狙ったり、オフェンスだって自分なりにすっごく頑張った
だいぶ点差も縮まってきたし、あともう少しで試合が終わる…
そう思って少し気を抜いた時
「…い、っ！」
私の膝横に誰かの足が思いっきりぶつかって
あまりの衝撃で私はその場に倒れた
それを見た先生が試合を止め、周りの子たちも駆け寄ってきてくれたけど、それが申し訳ないやら恥ずかしいやらでとにかく必死で大丈夫だと伝えた
少し痛いのを我慢しつつ、ゆっくりと立ち上がって
大丈夫なので続けましょうって言いながら一歩踏み出した時、膝がかくんと抜ける感じがして、ビターンと私は派手にこけてしまった
「いった…」
まさかこんな盛大にこけてしまうとは思わなくて
顔から行ってしまってめちゃくちゃ痛いのと、こけたところをみんなに見られて恥ずかしいのと…
とにかくもう痛いと恥ずかしいでいっぱいいっぱいだった
「佐藤さん、大丈夫？保健室に…」
「A！」
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咲彩(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます！！だいぶお待たせしてしまいました…これから少しずつるきくんのターンが増える…はずなのでよかったらまた見ていただけると嬉しいです！応援ありがとうございます！ (2022年5月9日 21時) (
レス) id: 56598a6d46 (このIDを非表示/違反報告)
りん - つ、ついに…！！！るきくんのターンが…！！！待ちに待った展開がきそうで思わずコメントしてしまいました(>_<)立て続けにお話更新してくださって嬉しいです♪応援しています^_^ (2022年5月8日 22時) (レス) @page28 id: 1f8c0c6745 (このIDを非表示/違反報告)
咲彩(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます！面白いと言っていただけてとっても嬉しいです…！瑠姫くんの気持ちも少し先にはなると思いますが、書く予定ですので待ってていただけると嬉しいです！本当にありがとうございます！ (2022年1月2日 23時) (レス) id: 56598a6d46 (このIDを非表示/違反報告)
りん - はじめまして！お話とっても面白いですね^_^るきくんが本当はどう思っているのか気になります。無理せず、作者様のペースで更新してください！楽しみにしています^_^ (2022年1月2日 23時) (レス) id: 1f8c0c6745 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲彩 | 作成日時：2021年12月26日 22時
