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「A！おはよ〜！」
「おはよう、紗奈。」
いつも通りの学校
だけどいつもと違うのは
「おはよう、佐藤さん。」
「おっ、おはよう木全くん…」
私が、思いっきり木全くんを意識しちゃっているということ
木全くんはいつもの前髪を下ろしたスタイルだけど、木全くんを見るたびにどうしても発表会のことが頭に浮かんで仕方ない
…本当にギャップがすごい
「…あれ？佐藤さん、顔赤くない？大丈夫？風邪？」
「えっ、あ、だ、大丈夫！平気！なんともないよ！」
ただそれだけの返答をするのにかなりテンパったけど、木全くんはそれに突っ込みもせず、そっか…といって席に戻っていった
「…A、あまりにも分かりやすすぎない？」
「え、っ？！」
またもやにやにやしている紗奈が小突いてくる
「うう…だってぇ…」
「？」
「あんなに変わるなんて思わないじゃんか…」
「ふふっ。とうとうAに春が訪れたのね。」
「え？」
「だって恋する乙女の顔だもん。」
「恋…？」
「…これを恋と言わずしてなんと言うのよ。」
これが、恋…？
私今、木全くんに恋しているの？
・
チャイムが鳴って授業が始まったけど、先生の言葉なんて耳に入らなくて、ずっと上の空だった
木全くんに、恋……
私が木全くんを好き…ってこと？
確かに最近、木全くんのことが気になって見てた
ずっともぐもぐ何かを食べてるところとか、友達と話している時の笑顔が可愛いな、なんて思ったり
発表会の時の木全くんは、今まで見てた木全くんとは全然雰囲気が違って…とてもかっこよかった
「うう…」
考えれば考えるほど木全くんのことが頭に浮かんできて
「…好き、なのかな。」
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咲彩(プロフ) - ○○さん» お褒めの言葉ありがとうございます！めちゃめちゃに嬉しいです…！ゆっくりにはなると思いますが頑張りますので今後もぜひ見てください…！コメントありがとうございました！ (2021年8月25日 16時) (
レス) id: 56598a6d46 (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - Iberis大好きで何回も読ませてもらってて、いつか木全くんでお話書いてくれないかなあって思っていたので嬉しすぎます！！！咲彩さんの書く作品が大好きです！！これからも楽しみにしてます！ (2021年8月25日 14時) (レス) id: 9e1f16d5e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲彩 | 作成日時：2021年8月12日 23時
