押せば成る【影山飛雄】【３】

２５- 続けば占める ページ9

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※ハイキューの世界観を壊したくないのでベンチ入りマネさんは潔子さんのままで、主ちゃんはやっちゃんと一緒に応援席にいます※
(ふと思ったけど二次創作をしている時点で世界観ぶち壊れてる説あるな)
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白鳥沢戦が開幕した。

初っ端からウシワカの強靭なスパイクに翻弄される烏野。それでもなんとか粘ってセットを取られては取り返し続け、気づけば運命の5セット目。

本当に経過は一瞬で、今までにない烏野の底力をところどころで垣間見ている気がする。

でもやはり、これだけ長く続くと気がかりになってくることはあるもので。



「(心配だなあ)」



ふとベンチで水を飲む影山くんに目線をやる。

さすがの彼も人間だ。こんな緊張感のある試合で、
疲れを感じないはずがない。

そう考えたのは、私だけではなかったらしく。

最終セットのスターティングメンバーはスガだとわかった途端、ぞわっと体に衝撃が走った。



「(ス…スガだ…！！！！)」



声には出さずともなぜか私が緊張してしまう。

疲れの見える影山くんをスガと交代させて、少しでも休ませようというコーチの采配だった。

スガとは選手の中で1番の仲だと思っているからこそ、応援の気持ちだって強い。

スガなら大丈夫、とは思っていてもやはりハラハラするのは仕方ない。思わずぎゅっと両手を握りしめてコートに向かうスガを見ていると、なんだか妙に感じる視線に気づく。

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