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「…あ、及川さん」
「と、飛雄ちゃんに彼女が…っ！？」
振り向くと、なんだかキラキラした男の人。
…いや待てよ、この人あれだ。
青葉城西のセッター、及川徹だ。
及川「ってあれ、よく見たら烏野のマネちゃんじゃん。え！？てことは部内恋愛！？あの飛雄が！？」
「その気持ちもわかりますけど、違いますよ」
影山「いずれはそうなると思います」
「彼は思ってるみたいですけど」
2人して冷静に言う私たちに「は！？え！？」とずっとテンションの高い及川徹くん。
1人でいろんな表情や動きをするのを見てなんだかそれがおもしろくて、思わずフッと小さく笑う。
及川「え、なんか笑われた…」
「いや、すいません」
及川「え〜かわいいじゃん、あんまり笑ってるの見たことないからクールな子かと思ってた〜！」
まるで女子高生のように私を褒めてくれる及川くんに、影山くんが「そういうこと言うのやめてください」と制する。
その姿を見た及川くんは少し驚いたような顔をした後、楽しそうに怪しく笑った。
及川「へー、珍しいね。飛雄が女の子にそんな独占欲出すなんて」
影山「いいじゃないすか別に！」
及川「俺に取られるとでも思ってんの？そんなことするはずないじゃん、この及川サンだよ？」
影山「わかってますよ」
なんか、仲良いのか悪いのかわからないね。
バチバチと火花が散る2人の間に入って止めると、
「すいません」と及川くんに向かって謝る。
及川「おもしろーい。飛雄、わかりやすいんだね」
影山「なにがですか」
及川「マネちゃん、飛雄のことよろしくね！不器用だけど悪い奴だから！」
「…だけどの意味が機能してないね」
そしてにこにこと笑顔を振りまいたかと思えば「岩ちゃーん」と誰かを呼びながら去っていく。
嵐のようだったな。なんだったんだあの人は。
影山「…あんま気にしなくていいすよ、俺見るとちょっかいかけたくなるみたいなんで」
「あ、そうなの…」
別に気にしてもないけどね。
珍しくおとなっぽい態度の影山くんを見て、この影山くんを引き出せる及川徹は何者だ？とただ疑問だけが残った。
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＊＊
及川くんを出したかっただけなので特になんの伏線もありません。
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a - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/cow0415cow7/ (2020年12月26日 19時) (
レス) id: fe7afc1fef (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - 読むの本当楽しいです！！ニヤニヤが止まらないのでリビングで家族が居る中読むのには向いてないですね笑笑 (2020年12月25日 16時) (レス) id: 14de8ea307 (このIDを非表示/違反報告)
西川あや(プロフ) - 終始きゅんとニヤニヤが止まりません！2人が付き合うの楽しみにしてます！ (2020年12月24日 17時) (レス) id: be0c2f3b60 (このIDを非表示/違反報告)
ki39_nipi(プロフ) - すきっす！！(( (2020年12月20日 6時) (レス) id: d17731a628 (このIDを非表示/違反報告)
ペネロペ - ヤバい…ずっとニヤニヤしてました…影山かわいすぎません？更新頑張ってください！ (2020年12月7日 23時) (レス) id: 41f8f60883 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずかわ | 作成日時：2020年12月1日 13時
