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主視点
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「Aさーん！！」
「お、田中か、珍しい」
「影山だと思ったんでしょう！そうでしょう！」
「ニヤニヤするのやめなよ、で、なあに？」
部活終わり。さて帰ろうと更衣室に向かっていると、
背後から呼ばれた名前。
田中の言う通り影山くんだと思った自分が少し憎い。
「明日の昼休み！皆で一緒に飯食いましょうよ！」
「え？なんで？なんかあったっけ？」
「なんもない日こそ一緒に楽しく過ごすのが本当の仲間ってもんじゃないっすかあ！」
「…潔子ちゃんと一緒にいたいだけじゃない？」
「ギクッ！ギクギクッ！！」
「あんま口に出して言わんのよそれ」
私が潔子ちゃんといつもご飯を食べていることは田中くらいなら知っているだろうし、それなら辻褄が合う。
そして、田中のことだから、たぶん…
「影山くんもいるんでしょ」
「え？なんでわかったんすか！」
「なんならそっちがメインでしょ」
「いやいやいや！何をおっしゃる！？」
田中の考えることなんて、もうわかりきってる。
マネージャーを完全に舐めきってるな！
…とは言うけれど、影山くんがいたからといって支障があるわけではないし。
後輩思いな田中が、後輩の恋を応援しようといろいろ提案しているってだけだ。
それに潔子ちゃんも一緒なら断る理由もない。
「まあみんなで食べるのは賛成かな、楽しそうだし」
「ほんとっすか！よっしゃあ！潔子さんと昼飯！！」
「本音出てる出てる」
「あ、じゃあ明日昼休みになったら教室まで迎えに行くんで！あと適当に部員誘っときます！」
「わかった、ありがとね」
迎え来てくれるのか。さすが女子には優しい。
そのうえ後輩思いだし、バレーも上手いし、家族と仲良いし…田中だってどうにかしたらモテるのにな。
自分より人のことを優先しすぎなのかもね。
まあいっか。田中は田中だし。
影山！成功したぞー！ともうバレバレな大声で去っていく田中の背中に苦笑いを向け、私も帰る準備を始めようと体育館を出た。
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足が自爆型スメルテロ(プロフ) - めちゃくちゃキュンすぎました！！、、、！たまりません。。。。！！！！！ (2021年1月30日 1時) (
レス) id: 7e7b8fc71b (このIDを非表示/違反報告)
A - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/cow0415cow7/ (2020年12月26日 19時) (レス) id: 2f502d1ce4 (このIDを非表示/違反報告)
もちねこ(プロフ) - 久しぶりにこんなにキュンキュンする小説読みました、、！！普段影山の作品あまり読まないんですが、目を通して正解でした。主人公と影山の会話はもちろんですが、他の部員たちの会話も面白くて大好きです！ (2020年11月29日 11時) (レス) id: bf7fa3a49d (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - 2人とも可愛い、、！ギャグとキュンってこんなにも両立できるものなんですね、！！！コントでも繰り広げられているのかというほどのテンポのいい会話、流石です！！ (2020年11月29日 1時) (レス) id: 14de8ea307 (このIDを非表示/違反報告)
きいろ(プロフ) - キュンが止まらないです. . . ！！100評価目いただきました！ (2020年11月28日 19時) (レス) id: d4f4d3c247 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずかわ | 作成日時：2020年11月26日 15時
