2杯目 ページ2
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やっと静かになった店内を見渡しながらサーバーからレモンティーを注いで、カウンターのクルクル回る椅子に座った。
落ち着いた色合いの内装と、店主であるおじさんの優しい笑顔。
このお店はお客様が少ない時が1番魅力的だ。
カランカラン
「いらっしゃいま…せ…」
久しぶりに来客を知らせたベルに振り向くと、毎日死ぬほど眺めている人がそこに立っていた。
「1人です。カウンターいいですか？」
「あっ、はい！ただいまお水とおしぼりお持ち致します！」
結露してカウンターを濡らしていたグラスを握って急いでキッチンに駆け込む。
「おじさん！！！カウンターの男の人よく来るの！？」
掴みかかるようにおじさんに言うと、少し狼狽えながらフロアを覗いて目を細めた。
「え？…ああ、永瀬くん？来るよ。なーに？一目惚れかー？」
「違うけど！え、すすすすすご！！え、えええ」
まさかとは思ったけどそのまさか。
オシャレさんが来るには似合いすぎるこのカフェに、いつも憧れていたあの人が。
そういえば彼が通っていると有名な大学はこの近くだったっけ。
「なになに、どうしたの」
「え、廉くん凄い人だよ！？」
「あー…なんかジャニーズらしいね」
興奮気味の私とは正反対におじさんは何食わぬ顔で言ってのけた。
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藍(プロフ) - みさきさん» ひょえっ！！？ありがとうございます；；；； そう言って頂けてとっても嬉しいです！(T_T) 励みになります。相変わらず亀更新ですが良いものを提供できるように頑張ります！ (2018年11月26日 22時) (
レス) id: 6c68d58261 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 新作おめでとうございます！藍さんの作品が1日の癒しになっています！更新、藍さんのペースでいいので頑張ってください！ (2018年11月26日 20時) (レス) id: 196c894604 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍 | 作成日時：2018年11月26日 13時
