ブラック本丸に来た安定ガチ勢の本望は・・・？ (ページ23)

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本望２２、記憶ページ23

安定が出て行ったあと暫く沈黙が続いた。

私はさっきの安定を思いだして蹲る。

「えっ、主っ！？ちょ、・・・もうアイツ殺すっ！」

清光が、すぐさま私を心配してくれる。

もうこの子天使や。

でも・・・

「清光早まらないで!私が蹲ったのは安定に睨まれて嬉しかったからだよ？」

もうさっきの安定堪りませんなぁ～

あの目付きでもっとなじられたいわぁ

清光が少し引きながら、

「主...Mなの?」

「違うわっ！此れは好きなキャラ限定だしっ！!」

すばやくツッこんだ私。

最早、忠犬へし公にも勝てるわ←

てかなんでMとか知ってるの!?

そんなやり取りをしているとまたもや空気となっていた宗近が口を開く。

「主、何故大和守が好きなのだ？」

そう私に尋ねた宗近はとても真剣な顔つきだった。

「えっ、なんで?」

宗近は私の問いには答えず、

「いいから、答えてくれ。」

私はその空気に呑まれ、一瞬ボーッとする。

でもすぐに理由を思い出そうとした。

確か私は...._______

あれ?

思い出せない。

私はどうして此処に来たんだっけ？

ナンデ ?

「宗近、私...思い出せないや。」

そう言うと宗近は考え込む。

「ねぇ、なんでいきなりそんなこと聞くの？」

清光が尋ねる。

宗近は一瞬眉間に皺を寄せたかと思うとすぐ何時もの綺麗な笑みを浮かべ、

「なぁに、じじいの気まぐれさ。」

そう言った宗近は何処か違和感が合った。

清光は「なぁーんだ。」と言い、

「あっ、そうだまだ夜ご飯食べてなかったよね？なんか取ってくる！」

そう言うとすぐに何処かへ向かった。

「ねぇ、宗近?私どうして此処に来たんだっけ？」

すこし間があいた後、

「審神者になる為に来たんだ。」

そう言われるとそんな気もしてきた。

もう最近ボケが多いのかなぁなんて考えさっき思い出せなかったことはもうどうでもよくなった。

「そっかぁ、じゃあ頑張らないとね！」

私は笑顔で宗近に言った。

宗近も「そうだな。」とやっぱり綺麗な笑顔で言ってくれた。

その笑みに見とれていたから気付かなかった。

「黒幕は動き出したか...」

と言ったことに____