ブラック本丸に来た安定ガチ勢の本望は・・・？ (ページ21)

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本望２０、メタいページ21

「ブスなに言ってんの？」

「清光、いいよ。私審神者になる気も無いし。」

安定が居るならやってみたいと思ったりもしたけど、

此処はあえて審神者に興味にない感じにしてたら逆に魅かれるっていう小説での定番を採用する。

「主、発言がメタイ。」

「いやぁ、最初シリアスぽかったけど私って本来こういう人だからね？・・・

って、なんで私の考えを読めた、清光！？」

「いや、普通に口に出てたよ？」

マジ！？

テヘぺロっなんてやってみたけど今とても胃がキリきりしている。

何故かって？

それは、

「何この人、頭おかしいんじゃない？」

的な目で安定に見られてるからです。

しかもさっきのメタ発言聞かれたからもう色々アウトだし...

「安定よ、この者は置いていったりせん。それに宗康の友なのだぞ？」

さっきまでじっとこの場を見守っていた宗近がふと口を開いた。

その言葉に安定は一瞬ビクッとする。

「っ、....」

安定が何か言おうとした瞬間、清光が声を上げる。

「えっ、なに?三日月さんも知ってたの？主と前主が友達ってこと。」

「あぁ、さっき主に聞いた。」

はぁ、清光君はタイミング悪いですよ？

さっき何か言おうとしていた安定はまた口を閉ざした。

「でもさぁ、前主と主ってどんな関係なの?」

「ははは、恋仲だったりしてなぁ？」

「えっ、そんなの嫌だ。主は俺だけのものなの。おじいちゃん悪い冗談は止めてよ。」

「むっ、主は俺のだ。」

そんなやり取りが聞こえていたが私は安定を見ていた。

様子が可笑しいのだ。

二人のやり取りが続くほど、震える。

そう、まるで怒ってるかのように...

安定の震えは突然ピタリと止まったかと思うといきなり壁を叩いた。

「!!?」

「さっきから前主、前主ってなんだよ!?俺らの主はあの人だけだっ！!」

安定は吐き捨てるように言った。

そして、身を翻し闇夜へと消えた。

最後に涙混じりの憎しみの籠った目で私を睨んで_________