⌇日常 3 ページ9
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「 眠たい？ 」
「 ううん、眠たくない 」
「 嘘や、今でも寝そうやん 」
そう言ってふふって笑いながら私の髪を撫でる廉くん。
そんなことされたら、余計寝そうになっちゃう…
廉くんの手が心地いいんだもん。
「 仕事お疲れ様やな 」
「 廉くんも 」
「 いや、今日はAの方が疲れてるから 」
「 え？そうかな 」
「 この前、少し重要なお仕事任されて忙しいって言ってたやん 」
そんな話そう言えば廉くんにしたっけって思い出した。
最近、これまでのお仕事より、少し重要なお仕事をもらえたの。
今までより少しって言っても重要なお仕事だから、お仕事量は増えるし、今日も残業してきたわけだけど。
「 そんな疲れてないけどなぁ 」
「 顔が疲れたって、廉くん助けてーって言ってる 」
「 どんな顔？ 」
「 こんな顔 」
そう言って、私の顔の真似をする廉くん。
なんかヘンテコな顔！うわ、これいじられてる。
「 うそうそ、もっと可愛いで 」
「 ……… 」
「 なあごめんって 」
「 ……… 」
「 そんなAちゃんにご褒美あるねんけど、聞かへん？ 」
「 なになに？ 」
ご褒美っていう言葉に釣られた私は、廉くんの言葉に反応しちゃってまた笑ってる廉くん。
負けたーって思ったけどしょうがない！ご褒美大事だよ。
「 明日、帰りが早いです 」
「 …ってことは？ 」
「 晩ごはんが一緒に食べれます！ 」
「 え、ほんと！？ 」
ほんとのご褒美だ！って嬉しくなる。
廉くんとふたりでご飯を食べるのはきっと一ヶ月ぶりとか。
どうしよう、なに作ろうかな。
この前のカルボナーラぶり。嬉しい、楽しい、幸せ！
仕事頑張る！
「 じゃあ、私も早く帰るね 」
「 おん、待ってる 」
「 ご褒美ありがとう 」
「 たまには息抜きもご褒美も大切ってAよく俺に言うやん。だからさ 」
そこで言葉を止めて、廉くんに抱きしめられた。
廉くんの匂い。落ち着く匂い。
私の髪をもう一度撫でて、そっと唇が重なった。
急なことだったから、目開けたままされちゃってびっくりしちゃった。
「 …ちょ、目閉じへんの？ 」
「 急だったから忘れちゃってた 」
廉くんがすごくびっくりした顔をするから、堪えきれなくなって笑うと、廉くんもつられて笑う。
幸せだなーって思ったときには、廉くんの顔がすぐそこにあって。
二回目のキスが落ちてくる前に目を閉じた。
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ゆあ - いつも楽しく拝見してます！わたあめ様の作品どれも大好きです！もしよろしければ憧れが好きに変わったらの、パスワード教えて欲しいです。よろしくお願いします (2023年1月2日 15時) (
レス) id: 8ee5ba9ee6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたあめ | 作成日時：2022年8月22日 11時
