⌇廉くんのオフ 3 ページ4
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廉くんの少し冷たい手が唇に当たってドキドキ。
ちょんちょんって少し遊んで、ふにゃふにゃ笑う廉くん。
なに可愛い、もうどうしよう可愛い…
そう思ってたら急に、ちゅって唇に触れるだけのキスを一つ。
私にとって爆弾を一つ。
あまい、あまあま。
「 顔真っ赤 」
って言って笑う廉くんが苦しい。
優しいの。
「 それで、唇尖らせてたのはなんで？ 」
「 …髪、うねっちゃって、尖りました 」
「 それが原因？ 」
「 うん 」
廉くんは、私の湿気で広がっちゃった髪を触る。
耳くらいから毛先まで触ってくれる手がくすぐったい。
「 ふわふわしてて可愛いと思うけど 」
ふわふわって、髪をいじってる廉くん見て、
なんかどっかに嫌な気持ちに、飛んでっちゃった。
これも、廉くんの魔法。
心臓がうるさいほどなってる。
「 機嫌直った？ 」
「 廉くんの魔法で直った 」
「 なんやそれ 」
って少し笑ったあと、じゃあ今度は俺が口尖らせる番ねって言う。
え、私廉くんになにかしたっけな…？
「 なんで尖らせてるの廉くん 」
さっきの廉くんと少し似てる口調で言ってみる。
廉くんのぷっくり下唇が尖ってて、余計可愛くなってる。
可愛い。
「 Aがなんも言わずに出て行ったから 」
廉くんがあっさりと答えを出したことに驚きつつ、え、私言ったよね！？ってなる。
廉くんに小さく言ったよ、頷いてくれたじゃん！
「 私、じゃあ、ちょっと廉くん行ってくるね って言って出ていったよ！？ 」
「 え、いつ？ 」
って、廉くんが今度は驚く番。
可愛い尖った唇はいつもの唇に戻ってちょっと寂しい。
「 出て行く前に言ったよ、廉くん頷いてたけど 」
「 ほんま？ 」
「 ほんと！ 」
あれ、廉くんまさか聞こえてなかったのかな。
ヘッドホンしてたし、頷いてたってよりかは首をただ単に縦に揺らした…だけ？
「 いや、ね、Aが出て行ってから、トイレなんかなって思ったら、全然帰ってこおへんし、それでちょっとゲーム抜けて、違う部屋とか行ってみたけど、Aおらんし。しかも、極めつきは、Aの靴がなかったこと。俺がゲームばっかりしてるから、出ていかれたんかと思った… 」
「 それで電話しようかってしてるとこに、Aが帰ってきたの 」って廉くんが言った。
なにそれ、廉くんが私のこと探し回ってる姿見たかった…！
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ゆあ - いつも楽しく拝見してます！わたあめ様の作品どれも大好きです！もしよろしければ憧れが好きに変わったらの、パスワード教えて欲しいです。よろしくお願いします (2023年1月2日 15時) (
レス) id: 8ee5ba9ee6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたあめ | 作成日時：2022年8月22日 11時
