⌇廉くんのオフ 5 ページ6
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「 どうしたん 」
さっきゲームしてる時は気づいてくれなかったけど、今は気づいてくれた廉くん。
優しく笑ってこっち見てくれる、廉くんにきゅん。
「 廉くんのこと見て、パワーもらってた 」
って言えば、廉くんは、
「 なんやそれ 」
って笑う。
「 パワーもらえた？ 」
「 うんめちゃくちゃ 」
「 ふふ、おいで 」
廉くんは手を広げて、私を待つから、私はその胸の中に飛び込んだ。
廉くんの優しい落ち着く匂い。
大好きな匂い。
お互い何も言わずに少しの間、ぎゅってしてたんだけど、あまりにもなんも言わないから、私から口を開いた。
「 …廉くん？ 」
「 ちょっとだけ待って、今パワーと勇気もらってるから 」
廉くんも私からパワーと勇気もらってるって嬉しい。
私が廉くんからパワーを受け取るように、私も同じ存在なんだって思って。
「 明日からのお仕事の？ 」
「 うんそれとね、もう一つあんの 」
もう一つ？なんの話なのかな。
廉くんのお仕事以外にもう一つ？
しかも、あれ、勇気って…なに？
っていろんなはてなが頭の中ぐるぐるしてたら、廉くんがよしって、ポケットの中をガサゴソし始めた。
うまく取れないみたいで、私が少しどいたら、簡単にでてきた。
…カギ？
「 家に帰ったらさ、Aがおったら嬉しいなーって思って、これ合鍵 」
少し照れくさそうに笑う廉くん。
え、っていうことは
「 毎日会える…？ 」
「 おん、だから、家におってほしいの 」
「 …邪魔とかにならない？ 」
「 なってたら、渡してないやろ、Aがいてほしいの 」
なんて言うから、なんかこみ上げてきちゃって涙がぽろって。
一緒にいられるだけでこんなにも幸せなのに、廉くんから、こんな言葉もらっちゃって、どうしよう…
「 なんで泣くん 」
って廉くんが笑いながら、涙をはらってくれる。
廉くん困る…って思ってるのに、嬉しすぎて涙が止まんなくて、次から次へとぼろぼろこぼれてきちゃって。
「 しゃあないなあ 」
今度は、廉くんがちゅって涙を唇ですくってくれた。
止まんない涙を廉くんは何度もすくってくれる。
落ちてくるキスにもドキドキ止まんない。
どうしよう、こんな幸せで、どうしよう…
「 …すき 」
「 ん？ 」
「 廉くんすき 」
ぽろぽろ涙がこぼれながらも廉くんにあふれたすきをを伝えれば、廉くんは、
「 ふふ、俺も 」
って幸せそうに笑ってくれた。
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ゆあ - いつも楽しく拝見してます！わたあめ様の作品どれも大好きです！もしよろしければ憧れが好きに変わったらの、パスワード教えて欲しいです。よろしくお願いします (2023年1月2日 15時) (
レス) id: 8ee5ba9ee6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたあめ | 作成日時：2022年8月22日 11時
