episode 20 ページ21
何も考えずに家を出てからもう1週間が経った。
結局、岩本さんからバイトをやめろと言われてからも私は懲りずにバイトを続けていた。
久々に翔太のところへ行こうと私は歌舞伎町に足を踏み入れる。
渡辺「お〜A！元気だった？」
翔太は相変わらずで、私を優しく抱きしめた。
ヘルプに康二くんも来てくれた。
渡辺「最近、Aお店に来なくて心配したんだよ？？」
翔太は普段は飲まないのに珍しくお酒が回っていた。
向井「翔太くん、Aちゃんが来ない日は大抵こんな感じなんです」
A「私、今日連絡したじゃん〜」
渡辺「ごめんごめん〜。」
ヘラヘラしていて本当に謝ってるのかは分からないけど、結局は許してしまう。
渡辺「そうだ、今月のランキングでさ〜、ちょっと1位が危うくて…」
A「え？？」
翔太が1位じゃなくなったら私たち客にも責任はある。
渡辺「だから、どうしてもタワー入れて欲しくて…」
ウルウルした目で見つめられても困る…
A「んー。分かった考えてみるね。」
バイトの日数増やそうかななんて考えていると翔太はバックルームに何かを取りに行った。
向井「Aちゃん、無理はしないでくださいね？」
向井「翔太くんも大切だけどあくまでAちゃん自身を大切にしてあげてください」
そう康二くんに釘を刺されているうちに翔太は席へ帰ってきた。
渡辺「はい。A。プレゼント」
手渡されたのは淡いブルーの小さな箱。
A「え？！こんな高いの？私、誕生日まだだよ？」
渡辺「感謝の気持ちだよ。何？いらないの？」
毒舌気味も相変わらず。
翔太に没収と言われ、奪おうとする翔太から逃げつつ箱を開けると、シルバーのフープピアスが入っていた。
A「えぇ、かわいい…ありがとう」
翔太「大切にしろよ。」
予想もしてなかったプレゼントで翔太と付き合ってるみたいな感覚になる。
A「ねぇ、翔太…」
帰る家もないし、1人で過ごしたくなかった。
A「今日、ご飯いこ？」
翔太は聞こえてるはずなのに、聞こえないフリをして私の頭を撫でた。
渡辺「んじゃ、考えといてね？」
そう言うと別の席へと行ってしまった。
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コトさん(プロフ) - みゆママさん» コメントありがとうございます！読みやすい。言っていただけてとても嬉しいです！毎日更新を目標としてやってきたので楽しんでいただけてこちらもとても嬉しいです(TT)別視点からのお話もいいですね！検討させていただきます！最後までご覧頂きありがとうございました！ (2019年10月30日 15時) (
レス) id: a3e23929b7 (このIDを非表示/違反報告)
みゆママ - 完結おめでとうございます！お話を作るのが上手くて読みやすかったです！すごく面白くて毎日更新されてくのを楽しみにしていました。ぜひ！ぜひ！ぜひ！続編お願いします！！このお話の翔太sideや蓮sideのお話も読んでみたいです！ (2019年10月30日 8時) (レス) id: 698e951a4a (このIDを非表示/違反報告)
コトさん(プロフ) - さくらもちさん» コメントありがとうございます！最後まで読んでいただきありがとうございました！ボロ泣きだなんて…私はそのコメントにボロ泣きです笑 実はSnowのその後は本編で書こうとしていたのですが、50話で終わらないと分かり割愛した部分でもあるんです…笑 再構成してきます笑 (2019年10月30日 0時) (レス) id: a3e23929b7 (このIDを非表示/違反報告)
コトさん(プロフ) - ゆきんこさん» コメントありがとうございます！最後まで読んでいただきありがとうございました！やはり…ひーくんとのイチャイチャみたいと言っていただけると背中押された気分です笑 ご期待に添えるように頑張ります！ (2019年10月30日 0時) (レス) id: a3e23929b7 (このIDを非表示/違反報告)
コトさん(プロフ) - MARIさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました！すごい好きと言っていただけてとても嬉しいです(TT)続編考えておきますね！ (2019年10月30日 0時) (レス) id: a3e23929b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コトさん | 作成日時：2019年10月13日 22時
