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臣side
男のAに対する殺意は明らかだった。
手紙を見て、隆二と岩ちゃんは怒りに震えていた。
お前の為にAがどれだけ大きな犠牲を払ったと思ってるんだ。
怒りで動悸がおさまらない。
女性警官と出てきたAは少し落ち着きを取り戻していた。
手紙があったことはAには伏せることにした。
おれの姿を見つけると、ホッとしたような顔をして、抱きついてくるA。
隆「今日は、あのマンションには帰らない方がいいと思う。」
岩「うん。ホテルでもどこでも、あいつが知らない場所へ。」
「俺のマンション連れて行っていいですか？」
HIRO「Aは？それでいい？」
俺に抱きついたままこくりと頷く。
警「マンションの入り口に警官をつけます。周辺のパトロールも強化しますので、橋下さんの行動だけはこちらにご報告ください。」
ーーーーーーーーーーーーーー
Aをマンションに連れてきた。
ソファーに座らせて、ホットミルクを入れて渡す。
A「ありがとう…」
「何か食べる？隆二と岩ちゃんがプリンとケーキ持たせてくれたよ？」
A「嬉しい。後で食べる。」
ホットミルクを一口飲んで、ぼーっとしてるA。
俺も同じものを飲みながら…黙っていた。
A「…臣君。」
「ん？」
A「今日、一緒に寝てもいい？」
「そのつもりだったよ。今、風呂入れるから、あったまってから寝よう？」
A「ん…。」
Aが風呂に入ってる間、隆二と岩ちゃん、事情を聞いたさやがAの着替えを持ってきてくれた。
隆「臣、頼んだぞ。」
隆二と岩ちゃんがまっすぐに俺を見てる。
臣「分かってる。絶対に守るから。」
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作者名：まる
| 作成日時：2017年12月26日 22時
