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臣side
Aは震えながら小さな声で、説明した。
マンションや事務所に出入りするときに視線を感じることがあり、その回数が最近増えてきていたこと。
仕事中、窓から外を見ていたらあの男が自分を見上げて笑って立っていたこと。
そして、事務所に向かって歩いてきたこと。
「分かった。話してくれてありがとう。」
そう言ってAの頭を撫でるHIROさん。
HIRO「今、警察に連絡した。これから状況聞かれると思うから。もう少し頑張ってくれな？」
ーーーーーーーーーーーーーー
スーツ姿の警察が2人と女性警察官が1人入ってきた。
警「周辺をパトロールさせています。橋下さんにお話を伺いたい。女性警察官が対応しますので。」
俺から離れようとしないAに
「大丈夫。話が終わったらすぐ来るから。ね？」
声をかけると頷いて、女性警官と応接室に入った。
HIROさんが警察と俺ら3人に見せたいものがある、と白い封筒を出した。
HIRO「俺がここに着いたときに玄関先にありました。」
警官が手袋をはめてから封筒の中のものを出す。
メンバー数人と和かに笑ってマンションや事務所に出入りするAの写真が5枚。
そして、便箋。
『Aへ
毎日色んな男に囲まれてご機嫌だな。
お前がこんなあばずれだったとは知らなかったよ。俺との約束を守らなかったお前は罰を受けなければならない。お前が最期に見る男は俺だけだ。』
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作者名：まる
| 作成日時：2017年12月26日 22時
