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臣side
繋がってる電話に話しかけるけど、反応がない。
隆岩「違う部屋も探して来る！」
俺は広いフロアの中、Aを呼ぶ。
どこだよっ！！
頼むから返事してくれ。
その時、カタッと響いた小さな音。
1番隅のディスク…
静かに近づいて…
机の下を静かに覗き込むと…
目をギュッと瞑って、両手で耳を塞いで小さくうずくまっている君がいた。
安心して、力が抜けるのを感じる。
しゃがんで怖がらせないように、そっと名前を呼ぶ。
「…A。もう大丈夫だよ。」
その瞬間、はっと俺を見たA。
泣きじゃくりながら、俺の首に両腕をまわして抱きついた。
A「お…みく…ん！！」
震えが止まらない、言葉がうまくでない君をギュって抱きしめた。
「大丈夫。もう大丈夫だから。側にいるから。」
頭をポンポンして落ち着かせる。
片手でAと繫がっていた電話を切り、隆二に電話する。
「見つけたから。うん。さっきの所にいた。」
ーーーーーーーーーーーーー
息を切らして2人が戻ってきた。
Aの姿を見て安堵している。
ーーーーーーーーーーーーーー
隆二からの連絡を受けて、HIROさんが駆けつけるまで、俺たちは会議室に入っていた。
Aは俺が抱き抱えた状態。
泣き止んだけど無言のまま。
HIROさんが息を切らして入ってきた。
Aの無事な姿をみて大きく息を吐く。
HIRO「…A？少しずつでいいから話せる？これから、どうやってAを守るか、皆で話し合いたいから。」
俺の首に抱きついていた腕がぴくっと動いた。
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作者名：まる
| 作成日時：2017年12月26日 22時
